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久しぶりにパネルで

久しぶりのパネル張りです。
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水貼り。水でびちゃびちゃにして貼ります。
不思議ですね、乾くとピンとするんです。障子の紙貼りの時も霧吹きで水することがありますよね。
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下書き。今回は格子が多いので途中まで定規を使いました。それをフリーハンドで仕上げます。
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下書きだいたい完成。
何度か構図を検討して門扉と建物のバランスを決めました。
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着色はざっと仕上げたいのですが、まだその技術がなく、ちまちま進めるしかありません。メインの門扉から塗り始めてみました。
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色の数が少ないので陰影で調子を出すことを試みますが、これがなかなかふんぎれない。早くしないと、、、締め切りの時間が近づいています。
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完成。何とか間に合いました。道修町にある製薬会社さんの本社の横に、駐車場ゲートの設計をさせていただきました。完成予パースをお願いされて描くことになったのですが、70周年の式典に飾るとのこと。パースのプロじゃないのでそんなところで見てもらうのはちょっと、あれなんですけど、、、。

師匠に習った、絵として仕上げるコツを思い出しながら、最後の調整。
市街地らしくビルにかもまれた感じも入れてみました。
空や緑を少し入れることで絵的に雰囲気を出してみました。

もっと影を思い切って入れることができたらもう少しメリハリのある絵になるのにな、、、。
まだまだだな、、、。




by morizo-archi | 2017-05-31 17:18 | 修業中 | Comments(0)

器プロジェクト@大和郡山城

「器×器」
初めての試み、出会い、再会、発見、いっぱいありました。
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発見での一番は、器の活躍。
障子に映像作家の大橋了久さんが奈良らしい、大和郡山らしいイメージ映像を映し出してくれました。これには想像以上の効果が。
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器(三畳和室)に入ると、映像が思いのほかクリアで壁一面に映り込み、なんとも言えない感じで楽しむことができたのです。特殊な加工はしていません。ごく普通の障子なのです。とっくに誰かがやっているとは思いますが、私には障子の新しい使い方を発見した感覚でした。
素材をできるだけよ~く見てもらいたくてデザインを最小限にしたことが偶然にも功を奏しました。まるで屋外にいるよう。異空間で素敵。と来場者さんからはうれしい感想が。何度も器企画に来てくださっている方からは、同じ和室ですか?と意外性に驚かれる声が。やってる自分たちも意外な効果に驚きました。
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「器×器」とは、ちんゆいに出店している工芸作家さんたちの器31点の中からお好きな器を選んで、器プロジェクトの和室でお茶と空間を楽しんでいただく企画でした。なので「器×器」。作家さんの器を並べている棚は、器プロジェクトのメンバー木工所 未来工房の新商品です。前田さんのデザインを新人職人の吉田さんが仕上げました。
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床の間では、池田 匡志さんの伝統ある奈良うちわと、器プロジェクトメンバー表具師の中野智佳子さんのスタイリッシュな掛け軸のコラボです。工芸の極みという感じの透かし彫りうちわが斬新なデザインの掛け軸と相まってとってもかっこよく床の間を飾りました。
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もう一つの床の間では、奈良吹きガラス:川北 成彦 × 書:くず上 ともこ × ろうけつ染め:中井 由希子 × 大和郡山:金魚 × 器プロジェクトのコラボ。
盛りだくさんで豪華な取り合わせで、大和郡山という地域性も大切なコンセプトになっています。
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昨年の夏に、主催者の堀部さんからお話を受けて、構想、企画、調整、制作と準備を進めてきました。これまでの器プロジェクトメンバーだけではできなかった「ここならでは」の表現を目指して趣向を凝らしました。屋外の賑わいと対照的に、暗さと静けさの中でじんわり質の良さを感じてもらいたい。そう思って、午前中はご予約様のみの入場制限もかけさせて戴いました。沢山の工芸家さんたちとのコラボレーションが叶い、いろいろな発見もありました。ほんとに貴重な経験です。

2日間でおそらく100名くらいの方に三畳の器体験をしていただいたかと思います。相変わらず当日は必死に廻しているので会場の様子を撮影することができず、ウエブでお伝えできることはわずかですが、無事終了し皆様に楽しんでいただけたことをここにご報告します。

「ちんゆいそだてぐさ」とは質の高い工芸家たちの発表の場。安くてそこそこいいものが溢れている現代に、あたらためて技術ある職人クリエーターの作品を一同に見ることができる素晴らしいフェアだと思います。生業として工芸という立ち位置でものづくりを続ける姿がここにありました。日本らしい繊細で美しい作品。丁寧に作られたもの達。その作り手と、それを求める人たちが、いろんなことを感じ、思い、楽しんだ2日間。そこに今回こうして参加できたことに感謝いたします。

新作制作から準備、片付けまで頑張った器メンバー、当日呈茶を担当してくれた助っ人の皆様、ほんとにお疲れさまでした。機会を頂けたこと、感謝の一言に尽きます。今回の経験を活かしてまた次のステップに進みたいと思います。この度はありがとうございました。
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2017.05 器プロジェクト 内田利惠子



by morizo-archi | 2017-05-26 07:48 | 器PROJECT | Comments(0)

Morizo-の設計 02

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模型A
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模型B
間違い探しです。AとBどこが違うでしょうか?
よ~~~~~く見て下さい。
・・・・・・・・
答えはロフトの手摺です。
手摺子の数が違っていますね。
作り直したのです。
ほんとにわずかなことですが、気にくわなかったようです。
この模型の制作者は職人気質です。とうか、もはや職人です。
Morizo-に2年前から週に何日か手伝いに来てくれている設計士君です。
コウゲセンセイ と言います。

これは、今提案企画中の住宅でそれをビジュアル的に表現するための模型。
模型制作が得意なコウゲセンセイに託しました。
よくできているのですが途中経過を写真に撮ってみると
な~んか手摺曲がってるところにピントが合ってしまって、気になるな~。

ぼくも気になっています。作り直します。と。

建築模型にはいろいろな作り方があって、目的に応じて変えます。
例えば、1/200ぐらいで隣地との関係などを検討するスタディー模型や
1/100ぐらいで主に建物の形を検討する計画模型、
1/50~30の内部空間まで検討する模型など、、、、。
模型の制作会社では展示用にその道のプロが作りますが、
設計事務所では設計者やスタッフが検討、確認を目的とした模型を作ることがあります。

作り方に決まりはないのですが、誰にどのタイミングで何を伝えるためのものかによって、クオリティーや表現方法を選びます。
もちろん仕事の受注内容によって、時間やコストの掛け方、運ぶ時のことも考えてサイズや分解方法も変えます。

私は「じっと」が苦手なので最近はなるべく誰かに作ってもらえるように努めています♡
で、誰に、何を、どのように、頼むか。それによって模型の目的が果たせるか否かが変わります。
さらに、制作者に計画への思いや見せ場のポイントを、何で伝えるか、どう伝えるか、ホントに伝わったかか否かで出来るものも変わります。
コウゲセンセイは、私の性格や思っていることをなかなかなレベルで察知する能力に長けているのでこの伝える作業がらくです。
これを息が合うと表現すると彼はきっと怒りますが、彼の「読む・応える」スキルがとてもありがたいのです。
まあ、合わせてくれているということなんですけど。

そんなコウゲセンセイも自分で事務所を構え設計の仕事をしていますが、私は彼の仕事をよく知りません。
さて、どんなことをしてるんでしょうね~?気になりますね~。
自分からほとんどしゃべらないコウゲセンセイ。
最近は内田のIT革命に付き合わされて、ため息をつくことも多く、、、、お疲れ様です。
いつも厳しく冷たく東京弁で私の質問に答えてくれるのが玉に瑕ですが、
「冷たいな~」というと、「むしろ温かいくらいです。」と返されます。
・・・・お世話になります。
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さて設計事務所と言っても、扱う物件や仕事の範囲、進め方、考え方は千差万別。
何を目指し、誰の何に応える事務所なのか、どんな小さな会社にもコンセプト・企業理念があるはずですよね。
もちろんMorizo-にもあります。
この提案住宅は、昨年発表?した十分なすまい」に引き続き、シンプルで豊かな暮らしの提案を表現したいと思っています。
進捗を順次発信させていただきます☆



by morizo-archi | 2017-05-13 12:46 | Morizo-の設計 | Comments(0)

家づくり・ものづくり 06 大黒柱

あの大黒柱  が棟上げの日を迎えました。
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そう、あの木です。家族で山へ行って七代目山守の中井さんに切ってもらって、ヘリ出材した木です。

大切に養生されて現場に届き、家の真ん中に据えられました。面皮付きの八寸、立派な吉野檜の大黒柱です。
去年の夏に山で選ばれたこの木は伐採してもらってから、搬出、製材、乾燥、加工と沢山の工程を経て、この家にお嫁にきました。長い道のりでしたが、時間を掛けて嫁入りできるのはとても幸せなこと。長年育った山でのクセを少しづつ和らげ、新たな場所で活躍するためにしばし花嫁修業?ができたのです。
半年以上の間、天然乾燥と人工乾燥を繰り返し、ちょうどいいタイミングで新居に来ました。
木材の乾燥方法にはいろいろな手法があるのですが、大きな材を天然乾燥だけで乾かすのにはすごく時間がかかります。現代では機械に入れて乾燥を進める人工乾燥が主流になっているのですが、その手法にもいくつかやり方があります。
高温乾燥と言われる高い温度で乾燥を行うと、内部割れ(また別の機会に書きたいと思います)や木の粘り強さに寄与する油分がほとんど失われるなど、デメリットもあるので、私は中温~低温乾燥をしている材を選ぶようにしています。
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梁は地松(国産松)が減ってきて高額なため、安定供給されている米松を使うことが多いですが、これも中低温乾燥をしているメーカーさんの材を指定して入れて頂きました。
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今回のお家はプラン上の具合で平面が五角形です。
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えらいもので、プレカットもその角度に合わせてぴったり加工されています。
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四方からささった梁をしかり受け止める大黒柱。立派です。
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お父さんもこの日ばかりは休暇を取って、朝から写真やビデオ撮影に張り付きます。
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2階もどんどんと組み上がっていきます。
この日も常木棟梁の声掛けで仲間の大工さんたちが集結し、無事に棟が上がりました。
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このお家は、最初にご相談を受けた時から1年半が経ちました。
5歳だったたけちゃんはもう小学一年生。学校から帰って駆け付けてくれました。
これ誰の家?と聞くと自分を指さしにやにやしています。
そりゃうれしいですよね。ほんとにおめでとうございます。

この日嫁入りした大黒柱も、家族と一緒に健やかに第二の人生?を過ごしてもらいたいです。
ここまで育ててくれた中井さん、丁寧に製材してくれた石橋さん、きっちりと加工してくれた岡銘さん、
そして、無事上棟をしていただいた常木棟梁、伊藤社長、皆さんありがとうございました。

原木からの家づくり。家を建てる誰もができることではないと思いますが、
こんな風に時間をかけた顔の見える家づくりに立ち会えることを幸せに思います。

by morizo-archi | 2017-05-05 22:50 | 家づくり・ものづくり | Comments(0)

山で再開

嬉しいお誘いがあり先日吉野に行きました。
2011、2012年に開催していた「よしの行くぞー」連続ツアー(計4回)にフル参加いただいていた方が、その後ドイツに渡りウィーンに在住していて、
一時帰国しているので、また吉野に行きたいとお誘いを頂いたのです。しかも初吉野のお母さんも一緒に☆
せっかくなので、浴室の改装に木を使いたいと相談を受けている方にもお声掛けし、3名様を吉野にご案内することになりました。
さて、どこにお連れしようか、、、


あれこれ考えたけっか、やっぱり今旬のこちら。「吉野杉の家」
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最近、雑誌やウエブサイトでもいろいろ取り上げられている「吉野杉の家」。何度見てもかっこいいです。ここを管理している石橋さんや野口さんにご案内いただき、吉野材づくしの内部も見学させていただきました。「うわー」「へー」「すてきー」「ここで目覚めたい」とみんなからため息がもれます。
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海外からの宿泊に来られる方も多く、世界的に人気の宿になるつつあるこのゲストハウス。地域の有志で運営を行っていて、河原の清掃や施設の掃除まで管理が行き届いています。快く見学させていただきありがとうございました!私もいつか泊まりたいです☆
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この日はレンタサイクルが既に貸し出されていて、アシスト付きが1台しか残っていませんでしたが、これをお母さんに乗っていただき、後の三人は自分の足の力で山へ向かいます。最後の登りがこたえました(汗!!)
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山から下りてきたばかりの中井さんが、せっかく5年前のツアーに来てくれた方が立ち寄ってくれたからと、お土産をもって会いに来てくれました。山の話、木の話をしながらセラピーロードを散歩する一行。まちの人とやまの人の緩やかな時間、なんだかいいな~と、つい後ろから眺めてしまいました。
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自然の豊かさあふれる森林や竜門の滝は5年前と変わらないのですが、セラピーロードとして階段や手すりが設けられさらに楽しみやすくなりました。
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そのあとデッキの気持ちいいゲストハウス三奇楼に立ち寄り、木を使った浴室もばっちり見学。お茶までいただいてしまい、管理人の渡会さんにはいつもありがとうございます。
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そして、せっかくなので足を延ばし吉野山へ。
蔵王堂の秘蔵をお参りし、賞味期限10分の吉野葛をおいしくいただき、咲き乱れるシャガの花達に出会いました。
桜満開の吉野もいいですが、桜の終わった静かな吉野山にはゆっくりとした時間と空気が流れていて、これもまた素敵な吉野です。
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今回の「時々山へ」は、5年前の吉野での出会いがきっかけとなりました。年月を経ても記憶に残して頂きまたここで再開できたこと、ほんとにうれしく思います。企画やイベントを継続することは想像以上に難しく、その時自分たちにできることをただただするのが精いっぱいなのですが、それがこんな形でつながっていく喜びを感じた「時々山へ」でした。
また、機会があれば、又は機会を作って、来たいと思います。

by morizo-archi | 2017-05-05 17:02 | 時々山へ(+月一山へ2016) | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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