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カテゴリ:欧州 現場・作り手・素材( 14 )

模型製作から木工所を見る。

久しぶりに模型。
アイデアをとりあえず自分で出来ることで形にしてみよう。
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誕生日にベルントさんと康子さんからもらったミニミニ鉋と、昔神澤さんから頂いたヒシカ工業のミニミニのこぎりの出番。
ちっちゃいけど本物。

苦戦しながら壁をどうしても木で作ろうと工房の端材を貰って試作。
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試作を撮影。デコボコ加減がいいかもというレベルを超えて汚い。ボンドもはみ出してるのが写真で写っちゃう。
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パーツの時点で削る。しかし時間かかり過ぎ。合体後削るとうまくいかない。う~ん。
ベルントさんがたまに「どう?」と気に掛けてくれる。
上手くいかないというと、買ったままだと鉋の歯は研いでないから研がないとダメと。
って、このサイズですけど。
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分解してみて初めて分かったこの仕組み。
こんなにちっちゃいくせにちゃんとしてる。ちなみにカナダ製の押すタイプ。
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恐縮にも工房の砥石をお借りする。
800、1000、1200番。こんなにちっちゃくても一応順番にする方がいいよと。
研いだら明らかに砥石のカタさが違うのがわかる。
自分で研ぐと、案の定角が丸くなった。けど一応研げたかも。15分。
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しかし、案の定調子を出すのにてこずる。こっちの方が私には難しい。15分。
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合体試作を削ってみると、おかげでうまく削れるようになってた。
木をスライスする感触、きもちいい~。
職人さんてこんな快感を味わいながら仕事してるのかな。


なんとかなりそうなのでこの調子でパーツづくり。
松材とは言えマッチ棒程の小口をのこぎりやカッターではきれいに切れない。
苦戦する私にベルントさんが新兵器を貸してくれた。
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ミニクランプ。しかも真鍮。かっこよすぎる。
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ちょっと出して挟んで
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台ごとサンドペーパーで磨く。
真っすぐ~。きもちい~。

いろんな道具や模型に使えそうな材料を与えてもらえ、アドバイスまでいただけるなんてほんとにありがたい。


そして、流石、ドイツの木工所。
ごっつのからこんなちっちゃい道具まで揃ってると驚いてると、
こんな小さいのはドイツで使わない。
これは日本に行ったとき買ってきた。
と。
・・・・そうだったのか。やっぱ日本もすごい。




by morizo-archi | 2019-08-18 00:55 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

リトアニアの工事現場・壁

リトアニアの観光地から逸れた市民エリアにある工事現場。
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素敵な暮らしをイメージさせる現場の仮囲い。
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ポスターもばっちり。
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建替えのようで新築されるのは結構なサイズの建物になる感じ。
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残ったお隣の建物の外壁が気になる。
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スタイロホーム?
断熱材だ。
この度設置した?
にしてはざっくりしてるな。
外壁平面も建ちも真っすぐじゃないお隣さんの壁。
新しい建物との隙間はどうなるんだろう。
気になる。


by morizo-archi | 2019-07-26 22:30 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

嬉しすぎて♡

今日はすごく嬉しいことがあった。
いつものように工房に行くと、ニルスが加工場から事務所に来て「fuer dich」と何やら私に。
袋の中には手編みのSockenが♡
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工房の仕事や職人さんの働く姿がかっこよくってちょくちょくブログに書いていたのを
ニルスがSeine Omaに見せたら、えらく喜んだそうでこれをRIEKOにと。
Omaがそんなに嬉しかったのかとこっちが嬉しくなる。
ええー!?ボナちゃんが?私に?編んでくれた?!
ニルスの彼女は日本語を勉強してて読めるそうなのでてっきりOmaを彼女と思い込んで会話は進む。
喜び過ぎる私にニルスも嬉しそうに加工場に戻っていった。

後で康子さんに聞くとOmaはおばあちゃんのことで彼女ではないことが判明。
そうだった。Oma=おばあちゃん。習った。Oma≠彼女。
どんだけドイツ語の覚えが悪いのか、9割を想像で会話している癖が悪いのか、ちょっとへこむ。

でもOmaありがとう♡
めっちゃうれしいやん☆

そう、かっこよく働く職人さんの家族はその姿をほとんど知らない。
家族や恋人がそれを見たらきっと惚れ直す。
きっとボナちゃんも惚れ直してるはず。
そしてOma は孫のかっこいい姿にいちころ。

家族じゃなくても、自分の家を作ってくれた職人さんの姿はどんな風に映るんだろう。
自分の家じゃなくても、自分の住む街並みを作った職人さんや、自分の国の技術を支えてきた職人さんたちの働く姿はどんなふうに映るんだろう。
私はかっこよくていつも見てしまうけど、見る機会がない人も多いかもしれない。

きっとよく見たらみんな職人さんを見直す。そう思い込んで下手な写真を沢山撮ってしまう。
職人さんはじっとしてないのでほとんどがピンボケだけど、たまにまぐれで撮れる。
Takumiではなんでも撮っていいと許可をもらてて至近距離で仕事や職人さんを見させてもらえる。
時折私に丁寧に解説してくれることもあってほんとにラッキーで仕方がない。
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今日は久しぶりにボスの制作姿も見れた。う~ん、かっこいい。
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陽気なニルスも制作時には相変わらずかっこいい。
作る人、かっこいいなー。
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Socken、あったかい♡



by morizo-archi | 2019-02-01 08:38 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

道具屋さん

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ニルスがルーターの刃を買いに行くというので、道具屋さんにくっついていく。
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なんと、三木市で質の高いのこぎりを作っている「ヒシカ工業」https://www.nokoya-hishika.com/さんの商品を扱っている
Tool Shop Dieter Schmidhttps://www.fine-tools.com/formcontact.html

というお店がTakumiの目の前にあったのです。(神澤さん!情報ありがとう!!)

ネット販売もやってるらしいですが、ビルの中にあるお店はガチの本職さんが買いに来る。

ニルスが買い物をする間、写真の許可をもらってお店の商品を見せてもらう。

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陳列棚にはヒシカ工業の商品はなかったけど
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やっぱり売ってる「ゼットソー」!3,000~4,000円ってとこでしょうか。日本と比べて少し高いですよね。
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上等な鑿はケースの中。ローマ字のロゴのはドイツ製かな?
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こちらはブランド名まで見えなかったけど、日本でよく見る形。
同じくらいのサイズだとローマ字ロゴのよりちょっと高め。
質によって、メーカーによってかなり値段差がありそうだけど、素人にはぱっと見それがわからない。
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日本の?ノーブランドの?鉋もケースの中。20cmくらいのが3,000円くらい。安いな。切れるのかな?
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こちらはヨーロッパ式の格好いい鉋。同じくらいのサイズで20,000円くらい。
刃の出し具合をつまみで調整できるタイプに感激していると、ニルスが普通のは日本と同じように金槌でたたいて調整すると説明してくれた。
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「刃」に特化した道具屋さんだからか、日本の包丁がケースの中に。
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出刃の藤次郎が7,000円くらい。日本から鞄に入れてなかなか持ってこれないのでちょっと高いけどこっちで買うか、、、、。

いいものを扱うSchmidさん。限られた展示スペースの中で日本の商品割合がけっこう多めで驚く。
Takumiのボスが前に話していた日本の道具とドイツの道具の違い。
日本の道具は繊細な仕事ができるけど職人の腕が必要。と。
その辺もとっても興味深い。
道具のことぜんぜん詳しくないけど、両国とも道具メーカーさんはこだわりを持って商品開発をしているはず。
もう少しドイツ語と道具の勉強をして、いつか日本の道具屋さんとドイツの道具屋さんの思いをインタビューしてみたいな。



by morizo-archi | 2019-01-30 17:52 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

素材を考える。

Takumi工房の目の前に巨大なホームセンター「HORNBACH」がある。
ドイツではBau Kaufhausっていうんだったっけ?
ベルントさんの買い物にくっついていく。


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主なお客さんはプロではなく、プライベートで日曜大工をする人らしい。
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けど、この写真の様に日本でいう日曜大工とは本気度が違う。
材料のサイズやロットは業者並みのものも多い。
巨大さのせいか平日は人がまばらだけど、土曜日は10倍のお客さんが来るとのこと。
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日本のホームセンターと同じく買った人には運搬用に車も貸してくれるけど、
客にどれだけ宣伝を期待するの?という派手な色のトラック。
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入口にはリサイクルボックスがちゃんとあって分別がわかりやすくなっている。なっている?
実は普段のごみもそうだけど、厳密な分け方があってるのか否か?ドイツ人も分からないという人は(ベルリンには?)意外といる。
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日本だと「コーナンプロ」並みの巨大なホームセンターでもここでは一般的なサイズ。

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ドイツでは法律で単位当たりのコストを表示しないといけないらしく、比較しやすい。
石に見せたタイル約5,000円/㎡。日本もこんなもん。

木材ももちろん売ってるけど安かろう悪かろう。悪くなければ安くない。
ということで、プロが大量に買うのはやっぱり専門のルートらしい。
でもMDFに限ってはホームセンターが一番安いらしく作業服を着たプロが巨大なカートにメーターモジュールのパネルをせっせと積み込んでた。
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集成材が通路の正面で安売りをしている。
集成材にしては反りずじゃない?というのも混ざってる。
生産者認証のマークがあるけど、この商品はドイツのカラマツ原木を中国で加工してドイツに輸出して売っている商品らしい。
でも承認マークはどこまで信用できるか疑問もあるとのこと。

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ベルントさんには時間がないけど買い物の前に断熱材コーナーを見学。

以前に日本とドイツでそれぞれ使っている素材について話したことがあった。
その時断熱についての話が出てそれを覚えててくれたのか、ちらりと見ながらベルント先生にご案内いただく。
ドイツでも一般的につかうグラスウールや発砲系のボード断熱。
素人の向けの品ぞろえにしては十分なサイズと厚みのバリエーション。
でもここには環境に配慮したリサイクル素材や再生可能な素材の断熱材はほとんど置いてないとのこと。
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他のホームセンターでは化学素材ではない、羊毛のフェルトや古紙からできた断熱材など
環境意識の高い人向けの商品があるお店もあるみたい。

私は日本で住宅設計をするときに断熱材やOSBなどの材や厚みの違いを用途や性能で選んできてたけど、
ベルントさんは環境への意識を常に持っている。
私には塩ビと、プラスチックと、ポリの違いはあまりなく、非自然素材というひとくくりにしていた。
例えばこの3つでも環境への影響やリサイクル性はかなり違うようで、Takumiでは意識をもって使い分けている。
同じ木を主原料としたボード材でも環境によくない樹脂がたっぷり入ったものもあれば、木の持つ油と熱と圧だけで固めて作っていものもある。
まだまだ勉強が足らんな~と思う一場面。
Morizo-も早くクライアントの予算に負けず、「自然に返る素材が標準仕様です!」と言い切れるようになろうと思う。

ホームセンター見学からでもいろいろ見えてくるものがある。
日本とドイツのものづくりを知るには素材や工具も大いに関係する。
今後も順次調査したい。

by morizo-archi | 2019-01-20 00:24 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

今年のTakumi

今年もTkumiでお世話になっている。
年末の忙しさが納まらないまま年始が始まり、それでも1月8日の初出の日にはみんな集まってゆっくりランチをする時間を作った。
簡単なおつまみやサラダやパンを買いに行って私もちょっとお手伝い。
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今年の抱負などをそれぞれに話した。
Tischlerei(木工製作所)だけあって、それぞれの目標には漏れなく技術向上が含まれていた。
その他にも、組織力や効率化、売上目標や個人の健康管理まで、思い思いの目標を立て、新しい年をスタートさせた。
私はもっぱらドイツ語習得と、それが少し進んだらデザインのことも調査や構想をし始めたいと思っている。
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Takumiでももう一歩役に立つ何かができたらいいなと思っているけど、まだまだ言葉の壁が大きいのをまずは何とかしたいところ。


by morizo-archi | 2019-01-15 19:07 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

仕上工程4

今日は久しぶりにカール君も登場
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いよいよ組立。
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対角を計り、
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反対側の対角も測り、
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縦框の小口も面取りに合わせて削り、
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目違いをはらい、
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最後は建具全体をワックスがけ。
ワックスをかけながら、この仕事はマッサージのように~と。
優しくなでながら気になるところがあろうもんならすかさず補修材で補修。
どこまでもゲゼルチェックは続く。

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障子六枚で100本を超す組子。
タケさんは慎重に加工を進める。
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日本でもそうだけど使う定規によって寸法が違う。シビアな仕事では精度のいいメーカーのスケールでダブルチェックする。
ドイツで職人さんがよく持っている木の折れ定規は目安程度の定規の為、別の定規でもチェックチェック。
たまたまこのメーカーの定規は5mm切れに使えるように1mと5mmまでメモリがついててなかなか紛らわしい定規。危うく間違えるところ。
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相欠きの加工を施して最終段階へと進む。
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この後の工程は別の現場のお手伝いで見ることができなかったけど、年末になんとか現場施工が間に合った。
ワンルームの大きなLDK。その一角を書斎として仕切ったり開いたりできるコーナー障子。
壁や天井の建築側精度の問題でスペーサーが必要な部分はあるものの、障子と敷居鴨居の寸法はぴったりに納まってくれたそう。
報告写真を送ってもらってほっとした。
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Takumiには本物の障子が欲しい。和の空間を暮らしに取り入れたいと思うクライアントが噂を聞きつけ順番を待っている。
来年もクライアントに喜んでもらえるようないい仕事を沢山することになると思う。
沢山お世話になっていろんなことを見せてもらえた約一ヶ月。
来年も私が手伝えることがあれば是非このチームに関わりたいと思ってる。



by morizo-archi | 2018-12-19 23:25 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

仕上工程3

さあ、だいたいの加工は終わり材が出そろった。
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超仕上げで部材の番号が表面から消えてしまう前に小口に刻印を打つ。これを私が担当。
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なんかかっこいい。日本だと手書きで書いてるのは見たことがあるけど、Takumiでは一本ずつに向きをそろえて番号を打ち込む。
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向きはハの字の末広がり側が下。とのこと。
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なんだか角の生えた魚の顔のように見える万力で止めて。
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間違えないように、確認して、コン!
もちろん、ゲゼルチェックが入る。
Alles gut!
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ドイツでは接合部のホゾにはこれをつかう。本場だけにドミノです。

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で、いよいよ超仕上。この機械が登場すると加工も終盤。
なんとTakumiではマルナカの機械を使っている。
ドイツでこの機械を広めることに人生をかけたという方とのご縁で購入。
刃の研ぎもずっとお願いしていたそう。現在85歳の為、教会のオルガン整備をされてる方に跡を託し今はその方にお世話になっているとのこと。

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天板部分にごっつい刃が仕込まれていてこの具合がとても大事。

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ゲゼルニルスは入念にチェック。

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磨いたり、拭いたり。

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樹種によって刃の角度を変えるらしい。今回のKieferは40度。

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台をクリリとまわし、セット。

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試し削りチェック。

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気に入らない。

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刃を取り換えるというゲゼルニルス。

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この刃の調子を合わせるのがと~~~っても微妙で
0.2㎜は確かにdick。0.1㎜でもまだ駄目と何度も試し削り。

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ニルス君は調整に時間が掛かろうともこの調子を合わせることに妥協はしない。


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0.0数㎜を目指して。
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私は歯医者の予約でもう行かないといけない。
調整が終わるのを見ることはできなくて残念。
ゲゼルニルスの調整は続く。

by morizo-archi | 2018-12-18 20:15 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

仕上工程2

仕上工程はまだまだある。
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この物件ではフラッターレールを使う為下框にコマを仕込む。
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深めの穴を掘る機械LANGLOCHFRÄSE
ハンドルがあちこちについてて面白い。
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ユンボの操縦みたいに両手で2本のハンドルを操って掘る。
やってみる?とニルス君。見えないとなのでやってみる。操縦面白い。
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次は縦框の切欠き加工。慎重に歯の位置を合わせる。グウでコンコンと小数点以下まで合わせる。

テスト切りをして。
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チェック。私に話しかけるときとは全然違う真剣な目。ゲゼルチェックは厳しい。
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次は障子の引手の加工。
どれがいいと思う?と。
日本から取り寄せている数種類の樹種の中から意見を聞かれて私ならこれかな?と。
康子さんもニルス君も満場一致で今回は「楓」AHORNに決定。
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取付位置は障子の桟とのバランスと人間工学にのっとって。
障子のタッパが高いからFL+900では見た感じ低すぎる気がするけど、
建具の高さや重さ的には低めの方が動かしやすいので下から3マス目のセンターに決定。
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別の加工機で穴を掘る。

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やり方は日本と一緒っぽい。いいとこまで機械で掘って、
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鑿で際を整えて、
(木づちがなんだか原始的で面白い)
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慎重にジャストフィットに削り掘る。
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ぴったり。バッチリ。
素晴らしい。
これを6か所。

by morizo-archi | 2018-12-18 19:33 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

仕上工程

今日はボス二人が不在の為またまたニルス君と二人。
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これやってみるといわれ(たぶん)、大胆にも仕上げの工程の一部をお手伝い。
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先日聞いたFaseuhobel。
なんと面取鉋は日本製。
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手本を見せてくれてクオリティーを詳しく説明。
特に松は目が一定方向に流れてないので逆目になりやすい。
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そんな時は、堅木に巻いたはサンドペーパーで。
この辺りは日本と同じかな。
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鉋が冶具になってるから削りすぎることはないけど
わかりやすい目でない限り逆目の方向が私ではちょっとわからない。
でも、そーっと木に聞きながら削ると、ちょっとわかっってくる。
逆だったら「そっちちゃうって~」って声が聞こえてくる気がする。

ニルス君はこの仕事をmeditationみたいって言ってたけど(たぶん)なるほど、心落ちつく。
というか落ち着かせる必要がある作業。

2.5mの框を振り回しながら慌てずニルス君のゲゼルチェックOKが出るように。
なかなか厳しいチェック。
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計24本の部材×3面をとるだけで午前中いっぱいかかってしまった。
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その框にニルス君が組子のほぞ穴をあける。こんなちっちゃなルーターにまで集塵ホースがついてる。
冶具のことをドイツ語で「シャベルナ」っていうらしい(たぶん)あってるかな?
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冶具のことをドイツ語で「シャベルナ?」っていうらしい(たぶん)あってるかな?「ナメルナ」かも?

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定規を作って、印に合わせて、固定して、セットするのに何分もかかるのに
削るのは二秒だ。といっている。(たぶん)
そんなもんです。






原木製材から何工程もかけて間もなく組み上げる最終段階。
どうしても来週納品しないといけないし、失敗は許されない。
何度も確認。
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確認。
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確認。
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精度は日本人もびっくりなシビアさ。
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職人を目指すためにしっかり学んできた人でも、なかなかベルントさんの納得いく仕事ができる人が少ないと前に康子さんに聞いてたけど、
ニルス君はきっと一発OKだったんじゃないだろうか。

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今日のヒットは、材料を固定する台。いちいち万力で2箇所止めなくてもハンドルを回すとあら不思議。
差し込む金物がなんかかっこよくって、なるほど~という仕組み。
日本でもこんな風にしてるのかな?


by morizo-archi | 2018-12-17 18:03 | 欧州 現場・作り手・素材 | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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