カテゴリ:欧州調査レポート(日本比較含む)( 37 )

ハッとした。

子供がいない私はこんな経験ができることを羨ましくも思った。
そして、ちょっとハッとした。
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昨日、提案図面を描いた物件の打ち合わせに同行させてもらった。
天井高さ3.4mの小さな子供室にハンモックのようなロフトを作って階段を掛ける。
要望は聞いていたもの、
なぜそれをしたいのか?
どう使うのか?
どのくらいの期間使うのか?
どのくらいのグレードを求めているのか?
大切なことがまだヒアリングしていなかったので
言葉通りの要望と、想像を膨らませたプランと、その中間のプランを持っていった。
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現場となる小さな子供室で大人5人が話をする。
ご夫妻がレゴで作った模型と、その場で描くラフパースと、スマホで事例写真も見ながら、ぐんぐん話は進む。
この計画で一番大切にしたいことはなにか、寸法や、構造、素材や仕上げに至るまでものすごいスピードで話は進む。
(ドイツに来てびっくりするのが、依頼者受け手も決断が速い。検討事項を持ち帰らずその場で確定させていく。これはすごくいい。是非習得したい。)

階段の位置や梁の高さを現場検証しながらごご夫妻にヒアリングする。
康子さんがタイムリーに通訳をしてくれるので少し遅れて内容はわかる。
話の区切りを待つ間は、普段通り5%の知ってる単語と95%の状況+想像で推測しながら聞く。

この「状況」のほとんどは「表情」を指していたことにこの記事を読んで気づいた。


希望に満ちて工事をしたいのか、困っていて何とかしたいのか、心配事は何か、好きなものは何か、、、、
楽しそうにな顔、真剣な顔、夫婦間のキャッチボールの顔、子供に話すときの顔
の話をするときの「表情」が多くを教えてくれる。




子供がいない私にとっては、関わる物件を自分の子供と思うと言えば大げさすぎる。
でもちょうど、クライアントの初めての出産を手伝う産婆さんのような感覚がある。

この記事の子供の様に言葉にしていない部分にも沢山の感情があるように、
クライアントの言葉にしていない部分を少しでも多く組み上げるには、相手の表情をくみ取る能力は大切だ。
ここ数か月その作業をしていないせいか、言葉がわからないせいか、設計者としてすごく大切な仕事を思い出した。

2年目挑戦に向けて今、私がこちってできる仕事を考え始めてるタイミングでの気付き。
「大切なこと」を思い出したそのきっかけは共通点のない友達のFBとTakumiの現場だった。ありがたい。






by morizo-archi | 2019-02-03 17:40 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

道具屋さん

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ニルスがルーターの刃を買いに行くというので、道具屋さんにくっついていく。
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なんと、三木市で質の高いのこぎりを作っている「ヒシカ工業」https://www.nokoya-hishika.com/さんの商品を扱っている
Tool Shop Dieter Schmidhttps://www.fine-tools.com/formcontact.html

というお店がTakumiの目の前にあったのです。(神澤さん!情報ありがとう!!)

ネット販売もやってるらしいですが、ビルの中にあるお店はガチの本職さんが買いに来る。

ニルスが買い物をする間、写真の許可をもらってお店の商品を見せてもらう。

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陳列棚にはヒシカ工業の商品はなかったけど
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やっぱり売ってる「ゼットソー」!3,000~4,000円ってとこでしょうか。日本と比べて少し高いですよね。
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上等な鑿はケースの中。ローマ字のロゴのはドイツ製かな?
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こちらはブランド名まで見えなかったけど、日本でよく見る形。
同じくらいのサイズだとローマ字ロゴのよりちょっと高め。
質によって、メーカーによってかなり値段差がありそうだけど、素人にはぱっと見それがわからない。
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日本の?ノーブランドの?鉋もケースの中。20cmくらいのが3,000円くらい。安いな。切れるのかな?
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こちらはヨーロッパ式の格好いい鉋。同じくらいのサイズで20,000円くらい。
刃の出し具合をつまみで調整できるタイプに感激していると、ニルスが普通のは日本と同じように金槌でたたいて調整すると説明してくれた。
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「刃」に特化した道具屋さんだからか、日本の包丁がケースの中に。
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出刃の藤次郎が7,000円くらい。日本から鞄に入れてなかなか持ってこれないのでちょっと高いけどこっちで買うか、、、、。

いいものを扱うSchmidさん。限られた展示スペースの中で日本の商品割合がけっこう多めで驚く。
Takumiのボスが前に話していた日本の道具とドイツの道具の違い。
日本の道具は繊細な仕事ができるけど職人の腕が必要。と。
その辺もとっても興味深い。
道具のことぜんぜん詳しくないけど、両国とも道具メーカーさんはこだわりを持って商品開発をしているはず。
もう少しドイツ語と道具の勉強をして、いつか日本の道具屋さんとドイツの道具屋さんの思いをインタビューしてみたいな。



by morizo-archi | 2019-01-30 17:52 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

技術とデザイン

木工の工房ででデザインを考える機会に恵まれた。
クライアントの喜ぶ顔と作り手が楽しむ顔が両方叶うデザインて可能だろうか?
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Takumiで障子を以前に収めたクライアント。
リピーターのご依頼。
ホールの天井に2灯。
今回はオーク材を使う。
既に作った障子に合わせてダークオークに染色する。
サイズは400x400x150
日本の技術が好きとのことで仕口をデザインに取り入れる。
クライントが描いてきたイメージを尊重する。

そこまで既に決まってて13案描いてみた。
1案目を発展させて2案目、3案目。
やり過ぎかなと戻って4案目、5案目。
自分の案を削ったり、足したり、白紙にしたり。
違うな、なんか違うな、無難やな、やりすぎやな、、、
止めないといつまでもなん案でも考えてしまう。

繰り返すうちに気持ちが落ち着いていく瞬間が来る。
これはナシやな。
やっぱこの方向やな。
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2案に絞ってこの路線と決めてからも、ちょっと待てよ。
見せ方、作り方、設置の仕方、メンテの仕方、だいじょうぶかな?
誰が、どの工具で、どのくらいの時間をかけて作るかな?
材料のロスが抑えれるデザインになってるかな?
制作費と納期はクライアントの納得を得れるかな?
このデザインはクライアントにとってどのくらいの価値があるかな?

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発注者と受注者。両社が幸せなころ合いに収めたい。
なぜそれを欲しいと思ったのか、なぜその発注を受けたにか、
デザイナーのエゴだけでデザインが終わらないようにしたい。
そこに近づくために私はクライアントと作り手に近づきたい。
よく知り、よく考え、両社の思いを形にすることが理想。


施工を知りすぎるとデザインできなくなるからデザイナーはあまりそれを知らない方がいいと聞いたことがある。
私は、知りすぎたうえで両社に嬉しく、もちろんが自分が堂々とお勧めで来るデザインを目指したい。


まずは、作り手近づきながらデザインできる環境がありがたい。

by morizo-archi | 2019-01-22 06:52 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

素材を考える。

Takumi工房の目の前に巨大なホームセンター「HORNBACH」がある。
ドイツではBau Kaufhausっていうんだったっけ?
ベルントさんの買い物にくっついていく。


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主なお客さんはプロではなく、プライベートで日曜大工をする人らしい。
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けど、この写真の様に日本でいう日曜大工とは本気度が違う。
材料のサイズやロットは業者並みのものも多い。
巨大さのせいか平日は人がまばらだけど、土曜日は10倍のお客さんが来るとのこと。
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日本のホームセンターと同じく買った人には運搬用に車も貸してくれるけど、
客にどれだけ宣伝を期待するの?という派手な色のトラック。
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入口にはリサイクルボックスがちゃんとあって分別がわかりやすくなっている。なっている?
実は普段のごみもそうだけど、厳密な分け方があってるのか否か?ドイツ人も分からないという人は(ベルリンには?)意外といる。
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日本だと「コーナンプロ」並みの巨大なホームセンターでもここでは一般的なサイズ。

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ドイツでは法律で単位当たりのコストを表示しないといけないらしく、比較しやすい。
石に見せたタイル約5,000円/㎡。日本もこんなもん。

木材ももちろん売ってるけど安かろう悪かろう。悪くなければ安くない。
ということで、プロが大量に買うのはやっぱり専門のルートらしい。
でもMDFに限ってはホームセンターが一番安いらしく作業服を着たプロが巨大なカートにメーターモジュールのパネルをせっせと積み込んでた。
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集成材が通路の正面で安売りをしている。
集成材にしては反りずじゃない?というのも混ざってる。
生産者認証のマークがあるけど、この商品はドイツのカラマツ原木を中国で加工してドイツに輸出して売っている商品らしい。
でも承認マークはどこまで信用できるか疑問もあるとのこと。

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ベルントさんには時間がないけど買い物の前に断熱材コーナーを見学。

以前に日本とドイツでそれぞれ使っている素材について話したことがあった。
その時断熱についての話が出てそれを覚えててくれたのか、ちらりと見ながらベルント先生にご案内いただく。
ドイツでも一般的につかうグラスウールや発砲系のボード断熱。
素人の向けの品ぞろえにしては十分なサイズと厚みのバリエーション。
でもここには環境に配慮したリサイクル素材や再生可能な素材の断熱材はほとんど置いてないとのこと。
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他のホームセンターでは化学素材ではない、羊毛のフェルトや古紙からできた断熱材など
環境意識の高い人向けの商品があるお店もあるみたい。

私は日本で住宅設計をするときに断熱材やOSBなどの材や厚みの違いを用途や性能で選んできてたけど、
ベルントさんは環境への意識を常に持っている。
私には塩ビと、プラスチックと、ポリの違いはあまりなく、非自然素材というひとくくりにしていた。
例えばこの3つでも環境への影響やリサイクル性はかなり違うようで、Takumiでは意識をもって使い分けている。
同じ木を主原料としたボード材でも環境によくない樹脂がたっぷり入ったものもあれば、木の持つ油と熱と圧だけで固めて作っていものもある。
まだまだ勉強が足らんな~と思う一場面。
Morizo-も早くクライアントの予算に負けず、「自然に返る素材が標準仕様です!」と言い切れるようになろうと思う。

ホームセンター見学からでもいろいろ見えてくるものがある。
日本とドイツのものづくりを知るには素材や工具も大いに関係する。
今後も順次調査したい。

by morizo-archi | 2019-01-20 00:24 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

デザインを楽しむ。

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照明シェードのデザイン。楽しい。
Takumiで以前に障子を発注したクライアントがその部屋に設置する照明を依頼している。
Takumiにはリピーターが多い。
部屋の用途や雰囲気、以前の障子のデザインなどの参考に考えてみる。
仕口をデザインとして見せることがある意味条件だけど、
過ぎるとくどい。でも控えめすぎると設置場所が天井なので見えない。

本来仕口は構造的に有効な加工で、見せるためのものではないはず。
でも機能的に必要なものをデザインとしてとらえる機能美は好まれてしかりだし、私もそれを活かしたデザインを目指している。
でもこれ見よがしなデザインはいかがなものか。でも見せないと伝わらない場合もある。それを見せることで技術やデザインが向上することもある。
加減が悩ましい。

でも久しぶりに。「任せます」の言葉がうれしくって、無駄に何パターンも考えちゃう。
こうしたらどうなるかな?
これは手間がかかりすぎるかな?
クライアントは喜ぶかな?
さらに次へ繋げるにはどんなデザインがいいのかな?
いろんなことを思いながら手を動かす楽しさを久しぶりに感じれて、嬉しい。
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材料のことや作り手の思いまで加味した機能美のデザイン。
いつかそんなデザインが思い通りにできるようになりたい。

このクライアントは日本の技術が大好きとのことで、そういったものを手に入れれるなら喜んでお金を払う人とのこと。
そんなクライアントが是非日本にも増えてほしい。


by morizo-archi | 2019-01-17 16:02 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

今年のTakumi

今年もTkumiでお世話になっている。
年末の忙しさが納まらないまま年始が始まり、それでも1月8日の初出の日にはみんな集まってゆっくりランチをする時間を作った。
簡単なおつまみやサラダやパンを買いに行って私もちょっとお手伝い。
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今年の抱負などをそれぞれに話した。
Tischlerei(木工製作所)だけあって、それぞれの目標には漏れなく技術向上が含まれていた。
その他にも、組織力や効率化、売上目標や個人の健康管理まで、思い思いの目標を立て、新しい年をスタートさせた。
私はもっぱらドイツ語習得と、それが少し進んだらデザインのことも調査や構想をし始めたいと思っている。
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Takumiでももう一歩役に立つ何かができたらいいなと思っているけど、まだまだ言葉の壁が大きいのをまずは何とかしたいところ。


by morizo-archi | 2019-01-15 19:07 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

クロアチア03

今回のクロアチア4日間の旅。時代の流れにヨチヨチついて行くお爺ちゃんのような3人の年始珍道中。
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予約した宿を間違え吹雪の中を歩いたのももういい思い出。
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内戦後20年以上がたち復興と発展の静かな動きを感じたクロアチア。
美しいくて、意外と物価が高いクロアチア。

ベルリンの寒さから逃れるつもりが、こんなに南下したのにこの寒さ。
後で確認すると緯度的に南下が足らなかったと言うことが発覚。
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魚料理は食べたもののもう少しリゾート地気分を味わえると期待してたけど仕方が無い。
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2017年に竣工したばかりのザグレブ新空港(正式名称: Zračna luka Franjo Tuđman / フラニョ·トゥジマン空港)はコンパクトでかっこいい。
設計者を調べるとザグレブ出身のクロアチアの建築家Branko Kincla、Velimir Neidhardt、Jure Radic エンジニアや土木専門家が参加しているメンバー。
結構なお歳の三人がこの斬新なデザインに挑んで沢山の人に使われ評価されていることにちょっとした感激を貰えた。
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相方はランチの途中で「バスに乗る時間」とボスニア方面に向かう相変わらずの自由っぷり。
その後先輩とベルリンに戻り、街を歩き、食事をし、お酒を飲みながらいろんな話をした。
27年来の先輩。変わらない仕事への姿勢と思いを久しぶりに聞いて明日からのベルリン生活を再開と欧州チャレンジに向けて改めて頑張ろうと思った。

by morizo-archi | 2019-01-07 19:07 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

クロアチア02

昼からクロアチア最南端エリア「ドゥブロヴニク」に向かうか。飛行機で1時間あっと言う間の海辺リゾート。と思いきや、寒い!!!
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マイナス気温にして夏のリゾートシーズンを旨としてつくられたゲストハウスはエアコン温度最高の30度でも全然効かない。
窓がペアガラスでもアルミサッシでは暖房が涼しい送風に変わって体に届く。
毛布も無く凍えて寝るしかない。
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翌日は徒歩で20~30分のオールドシティーに行ってみる。と、いた。観光客。意外と沢山。
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海に突き出した城壁の街は入り組んだ細い路地とアップダウンのきつい起伏が路地好きの三人をわくわくさせる。
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曲がって先が見えない細い路地どんどん誘われてぐんぐん歩く。
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観光地らしくケーブルカーがあって裏山から城壁内を一望できるのお約束の見所。
海野反対側は木の生えない山また山。
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海なしベルリンから来た私はシーフードにご満悦で天気が回復した二日目はげんきんにも上機嫌。

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かつてのパレスがミュージアムになっているところでは宮殿らしい空間や調度品や内戦の写真展も併設されていた。
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1991~1996年。つい最近のこと。街はかなりの打撃を受けて復興にいたる様子も写真から見て取れた。
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たくましく美しく復活するドゥブロヴニク。カフェやレストランがなかなかな値段でも仕方ないかと思えちゃう。
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それ以上に街並みを再生しつつ住民の生活がある中で路地の奥の奥までゲストハウスを受け入れる寛大さに凄いなと思った。
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ハイシーズンなんてきっと人口の数倍の人が毎日押し寄せていろいろ問題はあるはずだけど、
大阪ではなかなかこんな風にはいかないだろうなと、いろんな思いで隅々まで歩いた。
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建築的には14~15世紀に建てられた建物がそのまま活かされ使い続けられている。
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世界遺産に登録された旧市街は「アドリア海の真珠」と称されているらしい。
街並みや建物をこんなにも長く使うことができるのは、地震などの自然被害を受けにくい環境というのと、
修繕を重ねながら今の暮らしに合うように多少のアレンジを加えてきたからと思う。
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宮殿のステンドグラスもしっかりペアガラス。やっぱり変化を拒んではいけない。とかっじる瞬間。
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by morizo-archi | 2019-01-07 19:00 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

クロアチア01

クロアチア

美しいくて、結構な観光地で、意外と物価が高い。そんな印象の首都ザグレブ。
想像とずいぶん違ってた。
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アップタウンとダウンタウンに明確に分かれた街の機能。アップタウンのショップや飲食店は完全に観光地仕様。冬でも訪れる旅行者やツアー客が多い。
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観光メインエリア旧の市街アップタウンは意外と道幅が広く比較的直線的。高低差と西洋建物の装飾デザインが街並みの豊かさをつくってる。
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ダウンタウンは起伏がなく道幅もさらに広いのでサクッと街歩きするには面白みが少ない。
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博物館などがないエリアは空き店舗や古い建物が廃墟化しているところもあったりと、数十分歩けば首都の側面がすぐに見える。

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夜ともなると街はクリスマスのイルミネーションがまだ灯りヨーロッパのキラキラした冬の夜そのもの。
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世界一短いケーブルカーに乗ってダウンタウンの夜景が一望できるアップタウンへ。
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山手ではイベント会場のような仮設店舗で、ソーセージやホットワインもあって緩やかなクリスマスマーケットみたいな雰囲気。
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手作り感満載の小さなライブステージもあってなんかかわいい。
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この後急に吹雪き、あっと言う間に雪景色に。
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翌日日中のザグレブをもう一度散策。
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朝早くから野菜やチーズを買い求める地元客に混じって観光客も徐々に見物に。ゆっくり賑わいを増す。
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切り口を見せて新鮮さをアピールしたり小口切りにして一手間かけたり、加工品を売ったり、それぞれの工夫がいい。
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量り売りの計量が未だに重りでこれもいい。
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朝は特に寒くてうる人も買う人もコロコロ。野菜が寒さで傷まないように毛布を掛けてるお店の人もいて、この寒さは常とわかる。

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レストランや商店は観光地らしく遅めのスタート。
路上にガラスで囲った席ををつくる店もあるけど、灯油ヒーターを完全屋外で焚きまくってビールやワインを飲ませるカフェも少なくない。
雰囲気は良くても地球を暖めてる感じでエコではない。

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ザグラブは首都と言っても小さな街で、リゾート地ではないものの観光資源は沢山あるため空のアクセスや市内の交通は十分ある。
想像してたよりもずいぶん物価が高く、美しく、活気がある。
行ってみたいところに選ばれるのがよく分かった。

by morizo-archi | 2019-01-07 18:38 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

仕上工程4

今日は久しぶりにカール君も登場
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いよいよ組立。
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対角を計り、
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反対側の対角も測り、
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縦框の小口も面取りに合わせて削り、
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目違いをはらい、
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最後は建具全体をワックスがけ。
ワックスをかけながら、この仕事はマッサージのように~と。
優しくなでながら気になるところがあろうもんならすかさず補修材で補修。
どこまでもゲゼルチェックは続く。

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障子六枚で100本を超す組子。
タケさんは慎重に加工を進める。
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日本でもそうだけど使う定規によって寸法が違う。シビアな仕事では精度のいいメーカーのスケールでダブルチェックする。
ドイツで職人さんがよく持っている木の折れ定規は目安程度の定規の為、別の定規でもチェックチェック。
たまたまこのメーカーの定規は5mm切れに使えるように1mと5mmまでメモリがついててなかなか紛らわしい定規。危うく間違えるところ。
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相欠きの加工を施して最終段階へと進む。
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この後の工程は別の現場のお手伝いで見ることができなかったけど、年末になんとか現場施工が間に合った。
ワンルームの大きなLDK。その一角を書斎として仕切ったり開いたりできるコーナー障子。
壁や天井の建築側精度の問題でスペーサーが必要な部分はあるものの、障子と敷居鴨居の寸法はぴったりに納まってくれたそう。
報告写真を送ってもらってほっとした。
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Takumiには本物の障子が欲しい。和の空間を暮らしに取り入れたいと思うクライアントが噂を聞きつけ順番を待っている。
来年もクライアントに喜んでもらえるようないい仕事を沢山することになると思う。
沢山お世話になっていろんなことを見せてもらえた約一ヶ月。
来年も私が手伝えることがあれば是非このチームに関わりたいと思ってる。



by morizo-archi | 2018-12-19 23:25 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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