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2018年 12月 14日 ( 1 )

工房で二人。

今日も工房の日。
来たら予定が変わってって康子さんが現場で工房に来ない。
ベルントさんもまだ来ない。
ニルス君と英語禁止の悶絶トークで朝が始まる。
ニルス君もベルントさんからRIEKOと英語でしゃべるなといわれている。
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この前ドイツ語を教えるから知りたい言葉を50個書いておいてください。とベルントさんに言われてとりあえずリストアップ
Takumiで使いそうな単語余裕で50個超え。建築用語以外にもここで使いそうな「大急ぎ」とか「変更」とか一般用語も入れると100超え。
でもその中の10個くらいは障子、鴨居、組子など、ここでもそのまま使ってる言葉。
さあ、覚えられるか?ベルントさんは私のPDF図面をクライアントにそのまま送っちゃうからスペルの間違いもNG
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図面名やファイル名が日本語たと僕もニルスも読めないからデーター保存表記もみんながわかるようにしてください。と。
ローマ字苦手・・・・。
この前はフィッシャー邸の「C」が抜けてるっていいながら言葉の成り立ちを子供に教えるように教えてくれて、忙しいのに申し訳ない。
とにかくよく使う言葉や、図面に書く言葉は大至急覚えないと。
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ニルス君は次の加工に入るときに呼びに来てくれて、今から何をどうするかドイツ語と実演で説明してくれる。
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どんどん加工は進んで先日相番で分を合わせた框材が形を変えていく。

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ドイツ語はなかなか聞き取れないけど私が知りたそうにすると繰り返し発音してくれてスペルを書いてくれることも。
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同面のことbündigっていうんだ。調べたら一般用語では「説得力のある」って意味もある。
面取りのことfaseuhobelっていうんだ。これはさすがに電子辞書でも出なかった。
とにかくニルス君すごく優しい。
話してることがわかるようになればもっといろんなこと教えてもらえるのに。
知りたいこといっぱい。でも質問の仕方もまだわからない。
ああーもったいなーーーい!
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タケさんんが朝の仕事を終えてから工房に登場。
同じ松からとった桟用の部材格好にかかる。
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8mmに厚さを揃えて仕上げ、節の部分を避けながら長いの短いのなるべくロスの出ないように組子の桟を作る。
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8x15にするにはちょっと目が大きい部分もあるけど、松を原木から買ってよくここまでと思う。
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二週間前に届いた松材は製材されたもの。寄りに寄りまくってなるべくいいものを購入。
日本の小個人レベルの建具屋さんでは乾燥しきったいい部分(大トロ部分)だけを買うのが一般的な材料の買い方のはず。

他の工房ではどうなのかわからないけど、
Takumiでは、製材して松なら14%まで乾燥させた材を買っている。
自然のものなのでどれだけ寄っても節や曲がりがきつい部分などどうしても建具として使えない部分のロスが出る。
が、ベルントさんは木が好きすぎて「いかなる木っ端」も捨てたくない。
私は気持ちがよくわかる。
木に触れて過ごすと確かにどの子もかわいく見えてきちゃう。
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けど、工房は片付かない。
康子さんは何とかしてほしいと思っている。
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Takumiではなるべくベルリン近郊の木を使うようにしている。
ベルントさんはこの木が入荷したとき、どう?とちょっとスキップぎみでうれしそうに私に見せた。
ドイツの松は曲がって育つので建具を作るのは大変。といいながらも地場産の木を使うことをモットーにしているのが素敵。
そしてほんとに木が好きなんだなって。
いつか時間が出来たらこの木っ端たちで素敵なものを作りたいという思いが叶いますように。

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今日は帯鋸のが切れてしまった。
だれも怪我がなくてよかった。
ドイツでは機械を触るのにも資格が必要。
ゲゼルやマイスターを目指す過程で講習を受けその資格を取得するのが一般的らしい。
この資格だけを取る場合は講習を受けたりで数十万の費用が掛かる。
ドイツ・・・・この手のことにはとにかくお金が掛かってしまう。
良くも悪くもマイスター制度の影響か。
この辺りはまだまだ知りたいことがいっぱい。
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ベルントさんが帰ってきて帯鋸の歯を取替、調整、試運転をして無事復活。
これでまた仕事が再開できる。
私の歯もベルントさん入れ替えてくれないかな。






by morizo-archi | 2018-12-14 23:37 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

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