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2017年 05月 05日 ( 2 )

家づくり・ものづくり 06 大黒柱

あの大黒柱  が棟上げの日を迎えました。
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そう、あの木です。家族で山へ行って七代目山守の中井さんに切ってもらって、ヘリ出材した木です。

大切に養生されて現場に届き、家の真ん中に据えられました。面皮付きの八寸、立派な吉野檜の大黒柱です。
去年の夏に山で選ばれたこの木は伐採してもらってから、搬出、製材、乾燥、加工と沢山の工程を経て、この家にお嫁にきました。長い道のりでしたが、時間を掛けて嫁入りできるのはとても幸せなこと。長年育った山でのクセを少しづつ和らげ、新たな場所で活躍するためにしばし花嫁修業?ができたのです。
半年以上の間、天然乾燥と人工乾燥を繰り返し、ちょうどいいタイミングで新居に来ました。
木材の乾燥方法にはいろいろな手法があるのですが、大きな材を天然乾燥だけで乾かすのにはすごく時間がかかります。現代では機械に入れて乾燥を進める人工乾燥が主流になっているのですが、その手法にもいくつかやり方があります。
高温乾燥と言われる高い温度で乾燥を行うと、内部割れ(また別の機会に書きたいと思います)や木の粘り強さに寄与する油分がほとんど失われるなど、デメリットもあるので、私は中温~低温乾燥をしている材を選ぶようにしています。
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梁は地松(国産松)が減ってきて高額なため、安定供給されている米松を使うことが多いですが、これも中低温乾燥をしているメーカーさんの材を指定して入れて頂きました。
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今回のお家はプラン上の具合で平面が五角形です。
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えらいもので、プレカットもその角度に合わせてぴったり加工されています。
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四方からささった梁をしかり受け止める大黒柱。立派です。
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お父さんもこの日ばかりは休暇を取って、朝から写真やビデオ撮影に張り付きます。
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2階もどんどんと組み上がっていきます。
この日も常木棟梁の声掛けで仲間の大工さんたちが集結し、無事に棟が上がりました。
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このお家は、最初にご相談を受けた時から1年半が経ちました。
5歳だったたけちゃんはもう小学一年生。学校から帰って駆け付けてくれました。
これ誰の家?と聞くと自分を指さしにやにやしています。
そりゃうれしいですよね。ほんとにおめでとうございます。

この日嫁入りした大黒柱も、家族と一緒に健やかに第二の人生?を過ごしてもらいたいです。
ここまで育ててくれた中井さん、丁寧に製材してくれた石橋さん、きっちりと加工してくれた岡銘さん、
そして、無事上棟をしていただいた常木棟梁、伊藤社長、皆さんありがとうございました。

原木からの家づくり。家を建てる誰もができることではないと思いますが、
こんな風に時間をかけた顔の見える家づくりに立ち会えることを幸せに思います。

by morizo-archi | 2017-05-05 22:50 | 家づくり・ものづくり | Comments(0)

山で再開

嬉しいお誘いがあり先日吉野に行きました。
2011、2012年に開催していた「よしの行くぞー」連続ツアー(計4回)にフル参加いただいていた方が、その後ドイツに渡りウィーンに在住していて、
一時帰国しているので、また吉野に行きたいとお誘いを頂いたのです。しかも初吉野のお母さんも一緒に☆
せっかくなので、浴室の改装に木を使いたいと相談を受けている方にもお声掛けし、3名様を吉野にご案内することになりました。
さて、どこにお連れしようか、、、


あれこれ考えたけっか、やっぱり今旬のこちら。「吉野杉の家」
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最近、雑誌やウエブサイトでもいろいろ取り上げられている「吉野杉の家」。何度見てもかっこいいです。ここを管理している石橋さんや野口さんにご案内いただき、吉野材づくしの内部も見学させていただきました。「うわー」「へー」「すてきー」「ここで目覚めたい」とみんなからため息がもれます。
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海外からの宿泊に来られる方も多く、世界的に人気の宿になるつつあるこのゲストハウス。地域の有志で運営を行っていて、河原の清掃や施設の掃除まで管理が行き届いています。快く見学させていただきありがとうございました!私もいつか泊まりたいです☆
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この日はレンタサイクルが既に貸し出されていて、アシスト付きが1台しか残っていませんでしたが、これをお母さんに乗っていただき、後の三人は自分の足の力で山へ向かいます。最後の登りがこたえました(汗!!)
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山から下りてきたばかりの中井さんが、せっかく5年前のツアーに来てくれた方が立ち寄ってくれたからと、お土産をもって会いに来てくれました。山の話、木の話をしながらセラピーロードを散歩する一行。まちの人とやまの人の緩やかな時間、なんだかいいな~と、つい後ろから眺めてしまいました。
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自然の豊かさあふれる森林や竜門の滝は5年前と変わらないのですが、セラピーロードとして階段や手すりが設けられさらに楽しみやすくなりました。
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そのあとデッキの気持ちいいゲストハウス三奇楼に立ち寄り、木を使った浴室もばっちり見学。お茶までいただいてしまい、管理人の渡会さんにはいつもありがとうございます。
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そして、せっかくなので足を延ばし吉野山へ。
蔵王堂の秘蔵をお参りし、賞味期限10分の吉野葛をおいしくいただき、咲き乱れるシャガの花達に出会いました。
桜満開の吉野もいいですが、桜の終わった静かな吉野山にはゆっくりとした時間と空気が流れていて、これもまた素敵な吉野です。
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今回の「時々山へ」は、5年前の吉野での出会いがきっかけとなりました。年月を経ても記憶に残して頂きまたここで再開できたこと、ほんとにうれしく思います。企画やイベントを継続することは想像以上に難しく、その時自分たちにできることをただただするのが精いっぱいなのですが、それがこんな形でつながっていく喜びを感じた「時々山へ」でした。
また、機会があれば、又は機会を作って、来たいと思います。

by morizo-archi | 2017-05-05 17:02 | 時々山へ(+月一山へ2016) | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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