UTSUWA3.1 組立デモストレーション in ベルリン日独センター
2024年 10月 14日
この日の為に準備を進めてきたお披露目を来場者が見守る中、スタート。
斜めに立てる柱が特徴的な組立式和室。 床を支えるフレームと床板をメンバーみんなで組立てます。
脚固めとなる貫材を入れると柱がしっかりと決まってきます。
角度のついた仕口の加工は難易度の高い仕事です。
昔から使われてきた技術をアレンジし、新しい仕口を生み出す発想はとてもクリエイティブ!
伝統は守るだけではなく発展してこそ継承できるということを見せてくれました。
ここにも新しい仕口のアレンジと、それをさらに進化させるメンバーシップがありました。
これも、越前の柳瀬手漉き和紙です。
その美しさに惹かれて触ってみたくなる気持ち、わかります。 来場者に熱心に説明をするヨストス。障子や襖を初めて見る人も多く、皆さん興味津々です。 予定より早く、約30分ほどで組立が完了したデモストレーション。会場からは拍手が。 このプログラムに関わったメンバーからコメントをもらいました。
国や世代を超えて、言語の壁も越えて、楽しく伝え学び合う機会となったUTSUWA3.1。
参加するメンバー達のにも、来場者の方達にも、記憶に残るプログラムになったなら幸いです。
この本番の日を迎えるまでには様々な過程がありました。
デザインの検討。
材料の選定と調達。
加工の検討や準備や調整。
どれも大事な工程です。
出来上がったものをみんなで仮組した時にはみんな結構フラフラで、2年前を思い出す‥‥
そして、作って終わりではなく、梱包や搬入準備も結構な作業で、スタッフの手が必要です。
ものづくりって地味で見えない仕事が大半で、時間も体力も必要で、予期せぬアクシデントもあって当たり前。
やっぱりいろいろ大変です。
でもそれを上回る楽しさと喜びがある。
それを共有できる仲間がいたり、評価してくれる人がいると、尚うれしい。
そんな喜びを知ることができたら、きっと大変でもものづくりを続けられるのかもしれません。
私はデザインするだけで、実際のものを作れないので、その喜びを実感できる職人さんをうらやましく思います。
今回も、Riekoとプロジェクトをすると残業が増える。と愚痴を漏らされながらも、
無事完成し皆さんにお披露目することができたのはひとえにUTSUWAメンバーや助っ人スタッフのおかげです。
また、それを見守ってくれた支援者の方や、共同主催者のベルリン日独センター様、
そして、お披露目を見とどけてくださった来場者の方々に改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
by morizo-archi
| 2024-10-14 21:00
| UTSUWA 2024
|
Comments(0)