
最終日のUTSUWA準備メンバーはJustusと私の二人!?開催再場所に始まり、開催日、開催時間、企画内容も二転三転、、、、結果的に月~土を土曜日のみにして、メインは砥石ワークショップと打ち上げに★
11時集合12時スターとも緩やかに遅れて、、、UTSUWA組立ワークショップは来場者さんにケラーから材を運び出すところまで手伝ってもらうBerlin方式!?
この時間に来ている来場者さんは木工や日本の技術や道具にマニアックな興味がある人。なんせ、中心からかなり離れたリヒテンベルクにある工房が会場で、この時間に来るって。おかげさまで、快く楽しんで、何なら率先して組立に参加。このバージョンもありです。
Justusリーダーの指示に従い、徐々に組みあがるUTSUWA3.0。
砥石WSの参加者さんや、元大工さん、趣味でガンガン木工をやってる人などにより、意外と初めての人に手伝ってもらってスムーズに組みあがる。
襖が入ると、おおおおお~~~。と感動の声が。
越前和紙をみつめまくる人。写真では伝わりにくい雲肌の風合いが面白いと私に力説してくる。
他にも仕口を嘗め回すように見る人。写真を撮りまくる人。来場者さん同士の会話も弾んでる。
ちょんまげは少し亀裂が入ったものの、5回目の組立に耐えてる。今回はショウのいいいいカラマツで全パーツを作ったけど、本当はチョンまでだけはアテありの堅木で作るのがベスト。次回はその部分だけ取り替えることができるのも木組みのいい点。組子ワークショップに参加した方はなかなか苦戦しながらなんとかくみ上げて満面の笑みだった。
これまでに何度かしたワークショップで最強に苦戦した彼らはゴマの葉パーツをたくさん使用していただいた(^^;)
組み終わってもTanihataさんの動画をガン見しながら手仕事とは思えない精度に感心している。
様々なデザインがあることや使われ方にもうっとり。長時間滞在され技術を体験頂いた。
この僻地に集まったツワモノたち。すでに日本の蚤やカンナを持っている人や木工家から木工趣味の人まで、料理人もいて、WS参加の目的は様々のよう。Justus先生は日本の砥石の解説をしたり、自慢の砥石をみんなに試してもらったりご満悦。この中に、去年私に運ばせた思い砥石もあるはず。。。
皆さん興味が強すぎて、飛び交う質問や自由奔放に体験する参加者さんたちにJustusは思うようにレクチャーができなかったようで、次回はもっとこうしてああして、、、と後で反省を漏らしてたけど、こんなに関心があることに私はびっくり。もっとオーガナイズとオペレーションをしっかりすれば主催者参加者共にさらに有益なWSが組めそう。
陽も暮れ始め、打ち上げの準備に取り掛かる。豚汁とおにぎりをせっせと用意する私にJustusは、「Rieko、ここはレストランじゃないんだからそんなに作らなくてもいいし、来た人をおなか一杯にする必要はないよー」と。でも、この寒空の屋外で遠路来てくれた人を少しでも、、、、と作ってみた。
6時にもなるととっぷり暮れて、じわじわと増えた来場者や友達やUTSUWAメンバー。うちの相方は日本からきてさっそく受付担当。みんなとも挨拶できた。Takumi一家やタケさんも来てくれて、新しい出会いもあった。めちゅあうれしくてうれしくて。
あっという間に豚汁はなくなり、鍋でちょっと焦がしたおにぎりも握った端から消えていく。もっと作ればよかった、次はもっとおいしく、、、、と私もJustusのようにリベンジを考えてしまった。。。
火を焚き、お酒を飲み、日が変わるころまでいろんなことを話した。ほんとに記憶がなくなるほどの3週間だった。やっと終わった安堵感とほんとにできてしまった感激と、何とも言えない気持ち。
しかもこの日はBerlinメンバーがほぼ全員集合。家族との休日を超大事にするDorianまでも来てくれて、最後の日をみんなで迎えれた。みんなから寄せ書き付きの写真のカードをもらって、、、、
そういえばWS後に工房内で何かみんなでこそこそしてたのはこれだった。SaoriとRyoにも渡してほしいと、大量のお菓子と重たくでっかいプレゼントを託され・・・・・(・・;)でもめちゃめちゃうれしくてうれしくて。
UTSUWAをやってなかったら絶対出会えなかった異国の人たち。何やろこのグループ?何を成し遂げなくてもこの出会いだけで十分。仕事でもないことに必死で一緒に汗をかいたものにしか生まれない連帯感。国も職業も言語も違うけどめちゃ心地いいチーム。本当に宝物です。ありがとう。