ウルズらさんがとびきり素敵なプレゼントをくれた。
Riekoアドベンスカレンダーって知ってる?知ってる。これはそれよ。と、3つの袋をドアの外のかごに入れてくれた。まだよ。明日からよ。と言って11月末にまた週末のお出かけで帰ってこない。
かごには3つの袋。これはクリスマスまでの毎週末に食べる分か、毎日食べる分かわからない。
けど3日で食べちゃった。手作りぽいのも混ざってる。甘いもの食べすぎだけど、おいしい。
週明けに帰ってきウルズらさんは、またしばらく分の袋を足してくれた。
やっぱり1日一袋で合ってた。これほんとにクリスマスまでくれるのかな?
毎日これを食べるのが楽しみになった。
たまに混ざってるクルミ。知らなかったけどクルミを2つ片手で思いっきり握ると必ず一つは割れる。と聞いた。でも最後の一つは食べれないのか?
留守中に割る道具が見当たらなくて最後の1つが食べれなかったけど、でました!このクルミを割るためだけの道具。オール木製のねじ式くるみ割り機。素晴らしすぎる。
クリスマス料理の定番ロートコール。赤キャベツというには黒すぎる。
この爆弾みたいな塊にそそられてつい買ってしまった。
でも切れません。

なかなか。
中は奇麗な紫。隙間なくびっしり詰まってる。重いはずだ。

インターネットで検索するも、人それぞれ随分作り方が様々。
どれを信じるか、、、、。まあどれもきっと正解なんだろうけど仕上がりの味を知らない。
1/4で鍋いっぱいになる。やばい。
とりあえず一番簡単そうなレシピで作ってみる。
2時間煮込むと書いてるものもあれば、40分と書いてるのもあるけど根気がなくて30分で調理完了。

出来上がると黒い爆弾は紫ではなく紅色のきれいな感じに。
本来脇役の付け合わせになるはずだけど、調理時間をケチったせいで嵩が減らない。メインよりも存在感がある。
この後、お弁当に持っていったりベルントさんや康子さんに食べるのを手伝ってもらいながらも
約3週間これを食べ続けることに、、、、。

クリスマスが近づいたある日、ニルスが、24日はどうするの?と
なにも予定はない。というと
家来る?
一人で寂しかろうと私を気遣って招待してくれた。
お言葉に甘えて行ってみると、Opa,Oma,Papa,Mama,ボナちゃんに、姉妹にその家族と総勢13人!+私。Ganz Berlinrのニルス家族はとても暖かく私を混ぜてくれた。これが超トラディショナルな家族の過ごし方とニコニコニルス。家族の一番大切な日にお招きいただきなんて光栄な体験。
全員が揃うとMamaは鈴を鳴らし始まりの合図をする。そして一冊の絵本を読み上げる。子供たちは食い入る様にお話を聞く。それを親達がにこやかに眺めてる。ワオワオこの光景が絵本みたい。
私はたっぷりの典型的なクリスマス料理を食べまくって大満足。子供たちは大量のプレゼントをもらまくって大喜び。私にまで素敵なプレゼントの詰め合わせをくれてびっくり☆それにしても赤キャベツのおいしいこと。私の作ったあれは何だったんだ。
家はすっかりクリスマスデコレーションに包まれてて、孫たちが来る日は大きなツリーの下にはプレゼントが並べる。棚にはキリストの誕生シーンの人形がこの時期にだけ飾る。これは世代をまたいで引き継がれているものらしく、日本のひな人形みたいに代々大事にされてる。あまりにもトラディショナルで驚いてしまう。
そしてなによりびっくりしたのが、WeihnachtMannの存在。ドイツではクリスマスのことをバイナハテンという。そしてサンタクロースのことをバイナハトマンというらしい。なんかウルトラマンみたい。頃合いのいいタイミングで!なんと玄関のドアから!!かなり若めのバイナハトマン登場!!!さっき家族中からたっぷりのプレゼントをもらった子供たち。なのにまたまたバイナハトマンから巨大なプレゼントをもらう。もらうためには何か呪文?を言わないといけない。私はさっぱりわからなかったけど、子供たちは呪文を唱えまんまとプレゼントをもらって大騒ぎ。ニルスによると6日にお菓子をくれるニコラウスさんは実在して、バイナハトマンはファンタジーの別ものだという。え~。目の前に実物のバイナハトマンがいるんですけど~。ちょっと若めだけど~。これは幻~?私のドイツ語力が足りなくてほんとのところが解らない。

幼稚園で折り紙を習うらしく、私の知らない箱の作り方をバリバリのドイツ語で教えてくれる8歳のLehrerin。子供は容赦ない。
代わりに私は鶴の折り方をバリバリの大阪弁で教えてあげた。

家に帰るとちょうどウルズラ家の皆さんが帰るタイミング。毎年恒例の家族の時間。今年はメンバーがラブラブの数だけ増えてる。
大体どの家も翌日の25日も少しメンバーが変わったりしつつ家族が集まりご馳走を食べてゆっくりと過ごす。
日本のお正月のように遠くても帰省してみんなが顔を合わせる家族にとって一年で一番大切な日だ。
ドイツで2回目のクリスマス。今年はいろいろ日本と比較しながら楽しんだ。ドイツ文化の代表的なものとしてのクリスマス。
たくさんのプレゼントは手作りだったり素朴だったりでなんともほっこり心温まる。
街のあちこちで甘いものがあれだけ出まわって、すかり消費される理由もよく分かった。
今年は2回目なりにいろいろと見えたドイツのクリスマスを満喫した。