今年もクリスマスマーケットの季節がやってきた。
早いところは11月から始まる。そして必ずしもクリスマスの日までやってるとは限らない。

去年も来たけど、やっぱりここのクリスマスマーケットは心温まる。子供に大人気で手づくり感満載の雰囲気がたまらない。
ヨーヨー釣り?

射的?

ポニー?!
演劇ステージまでいい感じ。
パンを売るお兄さんもいで立ちは昔風の衣装。

焚火魚やそのほかにもちょっとこだわりのおいしそうなものがいっぱいでミッテで人気のクリスマスマーケットみたいに混んでないからおすすめ。

手彫り座面の子供用スツール。雨に濡れても気にしない大らかさもほっこりさせる。
普段は夜中一人歩きはちょいと怖いWarschauerStr.エリアにしてこの素敵な空気感。素晴らしい。
去年はBemmeとグッチと来たこのマーケット。今年はJonidaと。このエリアはドラッグをお勧めしてくるお兄さんがいっぱいいるけどこのシーズンのこの仕切られたゾーンは違う世界。やっぱりこのマーケットは何度来ても楽しい。
別の日にちょっと遠征してSpandauまで行ってみた。古い町並みが残るベルリン中心から少し離れた場所。
と聞いてたから、しっぽりほっこりを想像してたのにめちゃくちゃ電飾で商業的だった!でもこれぞクリスマスマーケットといえばそれもそう。グリューワインを去年買ったマイカップで飲んでザ・クリスマスマーケットを味わう。

今年最後のクリスマスマーケットは隣町?のPotsdam。教会が開いてって思わず入る。外の賑わいは聞こえない静かな空間にツリーがそっと飾ってある。何かいい。

ここは、ザ・トラディショナルな店が並ぶ。ハムサラミおいしそう。
恐ろしい量のペンダント式お菓子。これを首からぶら下げてそぞろ歩くお茶目なおっちゃんの姿ももう見慣れた。
本格的なチーズ屋さん。があると思ったら、
ミニミニタイ焼き屋さんが、オートマチックでちょっとドイツっぽい。

りんご飴。は世界共通か。

グリューワインやシュナップスを楽しむ大人の横で

ちびっこはスポーツカーのメリーゴーランドを楽しむ。おじいちゃんはそれを必死に写真に収める。この構図がたまらない。
ここは家族連れが多い感じかな? 昼間から、日が暮れるころから、家で晩御飯を食べてから、それぞれのタイミングで、スタイルで恒例のクリスマスマーケットに出かける街の人たち。

クリスマスマーケットの存在を知ったばかりのときは、クリスマス商戦のチャラチャラしたイベントだとあまり興味なかったけど
じっくり見るとそれぞれのクリスマスマーケットはサイズ感も雰囲気もコンセプトも違うことが見えてくる。そしてまるで日本人が恒例行事的に初詣に行くように家族と、友たちと、恋人と、最寄りのマーケットへ行ったり、遠征したり、何箇所も行ったり、それぞれのスタイルでこの時を過ごしている。これは立派な文化だ。クリスマスマーケットは1か月ぶっ通しでやってるところもあれば週末一回こっきりというところもある。何よりびっくりしたのが一番かき入れ時と思われる24日。昼の3時にパシッと店を閉めて皆さん家に帰る。売上よりも教会に行く時間や家族との時間が大切なのだ。この時間の使い分け方も文化もドイツらしいと思う。