人気ブログランキング |

技術とデザイン

木工の工房ででデザインを考える機会に恵まれた。
クライアントの喜ぶ顔と作り手が楽しむ顔が両方叶うデザインて可能だろうか?
a0355629_17374844.jpg
Takumiで障子を以前に収めたクライアント。
リピーターのご依頼。
ホールの天井に2灯。
今回はオーク材を使う。
既に作った障子に合わせてダークオークに染色する。
サイズは400x400x150
日本の技術が好きとのことで仕口をデザインに取り入れる。
クライントが描いてきたイメージを尊重する。

そこまで既に決まってて13案描いてみた。
1案目を発展させて2案目、3案目。
やり過ぎかなと戻って4案目、5案目。
自分の案を削ったり、足したり、白紙にしたり。
違うな、なんか違うな、無難やな、やりすぎやな、、、
止めないといつまでもなん案でも考えてしまう。

繰り返すうちに気持ちが落ち着いていく瞬間が来る。
これはナシやな。
やっぱこの方向やな。
a0355629_17370171.jpg
a0355629_17371079.jpg
2案に絞ってこの路線と決めてからも、ちょっと待てよ。
見せ方、作り方、設置の仕方、メンテの仕方、だいじょうぶかな?
誰が、どの工具で、どのくらいの時間をかけて作るかな?
材料のロスが抑えれるデザインになってるかな?
制作費と納期はクライアントの納得を得れるかな?
このデザインはクライアントにとってどのくらいの価値があるかな?

a0355629_17443108.jpg
発注者と受注者。両社が幸せなころ合いに収めたい。
なぜそれを欲しいと思ったのか、なぜその発注を受けたにか、
デザイナーのエゴだけでデザインが終わらないようにしたい。
そこに近づくために私はクライアントと作り手に近づきたい。
よく知り、よく考え、両社の思いを形にすることが理想。


施工を知りすぎるとデザインできなくなるからデザイナーはあまりそれを知らない方がいいと聞いたことがある。
私は、知りすぎたうえで両社に嬉しく、もちろんが自分が堂々とお勧めで来るデザインを目指したい。


まずは、作り手近づきながらデザインできる環境がありがたい。

by morizo-archi | 2019-01-22 06:52 | 欧州調査レポート(日本比較含む) | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


by morizo-archi
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る