クロアチア
美しいくて、結構な観光地で、意外と物価が高い。そんな印象の首都ザグレブ。
想像とずいぶん違ってた。
アップタウンとダウンタウンに明確に分かれた街の機能。アップタウンのショップや飲食店は完全に観光地仕様。冬でも訪れる旅行者やツアー客が多い。
観光メインエリア旧の市街アップタウンは意外と道幅が広く比較的直線的。高低差と西洋建物の装飾デザインが街並みの豊かさをつくってる。
ダウンタウンは起伏がなく道幅もさらに広いのでサクッと街歩きするには面白みが少ない。
博物館などがないエリアは空き店舗や古い建物が廃墟化しているところもあったりと、数十分歩けば首都の側面がすぐに見える。
夜ともなると街はクリスマスのイルミネーションがまだ灯りヨーロッパのキラキラした冬の夜そのもの。
世界一短いケーブルカーに乗ってダウンタウンの夜景が一望できるアップタウンへ。
山手ではイベント会場のような仮設店舗で、ソーセージやホットワインもあって緩やかなクリスマスマーケットみたいな雰囲気。

手作り感満載の小さなライブステージもあってなんかかわいい。
この後急に吹雪き、あっと言う間に雪景色に。
翌日日中のザグレブをもう一度散策。
朝早くから野菜やチーズを買い求める地元客に混じって観光客も徐々に見物に。ゆっくり賑わいを増す。
切り口を見せて新鮮さをアピールしたり小口切りにして一手間かけたり、加工品を売ったり、それぞれの工夫がいい。
量り売りの計量が未だに重りでこれもいい。
朝は特に寒くてうる人も買う人もコロコロ。野菜が寒さで傷まないように毛布を掛けてるお店の人もいて、この寒さは常とわかる。
レストランや商店は観光地らしく遅めのスタート。
路上にガラスで囲った席ををつくる店もあるけど、灯油ヒーターを完全屋外で焚きまくってビールやワインを飲ませるカフェも少なくない。
雰囲気は良くても地球を暖めてる感じでエコではない。
ザグラブは首都と言っても小さな街で、リゾート地ではないものの観光資源は沢山あるため空のアクセスや市内の交通は十分ある。
想像してたよりもずいぶん物価が高く、美しく、活気がある。
行ってみたいところに選ばれるのがよく分かった。