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仕上工程3

さあ、だいたいの加工は終わり材が出そろった。
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超仕上げで部材の番号が表面から消えてしまう前に小口に刻印を打つ。これを私が担当。
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なんかかっこいい。日本だと手書きで書いてるのは見たことがあるけど、Takumiでは一本ずつに向きをそろえて番号を打ち込む。
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向きはハの字の末広がり側が下。とのこと。
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なんだか角の生えた魚の顔のように見える万力で止めて。
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間違えないように、確認して、コン!
もちろん、ゲゼルチェックが入る。
Alles gut!
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ドイツでは接合部のホゾにはこれをつかう。本場だけにドミノです。

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で、いよいよ超仕上。この機械が登場すると加工も終盤。
なんとTakumiではマルナカの機械を使っている。
ドイツでこの機械を広めることに人生をかけたという方とのご縁で購入。
刃の研ぎもずっとお願いしていたそう。現在85歳の為、教会のオルガン整備をされてる方に跡を託し今はその方にお世話になっているとのこと。

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天板部分にごっつい刃が仕込まれていてこの具合がとても大事。

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ゲゼルニルスは入念にチェック。

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磨いたり、拭いたり。

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樹種によって刃の角度を変えるらしい。今回のKieferは40度。

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台をクリリとまわし、セット。

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試し削りチェック。

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気に入らない。

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刃を取り換えるというゲゼルニルス。

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この刃の調子を合わせるのがと~~~っても微妙で
0.2㎜は確かにdick。0.1㎜でもまだ駄目と何度も試し削り。

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ニルス君は調整に時間が掛かろうともこの調子を合わせることに妥協はしない。


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0.0数㎜を目指して。
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私は歯医者の予約でもう行かないといけない。
調整が終わるのを見ることはできなくて残念。
ゲゼルニルスの調整は続く。

by morizo-archi | 2018-12-18 20:15 | 欧州作り手・素材レポート(日本比較含む) | Comments(0)

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