憧れの建築家。実物見るの初めて。

知らんかったけど一発でわかった。
何年か前にa+uに出てたピンぼけにしてかっこいい空間。I邸の塀の提案のヒントにしたのは十年近く前。工事長いな。
ケルンの中心地、ここにあったんや。

ローマ時代の教会の遺跡を覆うようにズントーの建築がかぶさって

古代と近代が仲良く合体するヨーロッパによくあるタイプの建築。

何とも言えない光の感じ。

中庭も気持ちよくって、各国の建築をやってそうな人がちらほらと訪れる。

特に派手さはないものの、細部の素材感がたまらない。

ただのシンプルなグレーチングなのにステンレスの分厚さにそそられる。

裏口の建具の構造には参った。

土の塀に受け座を差し込んで施錠できるのはなるほどレベルだけど、

丁番なしのフロアヒンジがこの支柱を軸に偏芯して回転!?なにこれ!!?一瞬引戸に見えるんですけど。

そつなく見えて塀は版築。質感と安定感が違和感なくってすばらしい。

上らせる階段のそっけなさと細部の納まり。

塗り壁とテラゾーの床のスリットがたまらん。

手摺のシンプルさがしびれる。
建築やってる方はケルンに来たら是非行かれてください。