感動しました。その試みと、その姿に。


ああ、なんかいいな~。そんな空気がここにありました。また行きたい。また会いたい。そんな気持ちにさせてくれる場所と人。
真似は出来ないけど理想とあこがれの場所と人たちです。
岡山県西粟倉村。今年最強の寒波の中、みんなで作業したことをきっと忘れないし、また来た時思い出す。
どこかでようびのことを見た時にもきっと思い出す。いろんなことがつながるきっかけを頂けた。
すごいことやってるな~。と心の底から思ったので。書きます。
ツギテプロジェクトは、2016年1月に工場を全焼してしまった家具工房「ようび」が再建に挑むプロジェクト。5500本の木を人の手で刻んで組み上げて工房やショールームを築きます。
みんなで作るワークショップ「
ツギテノミカタ」にスギダラ関西の中村部長と筧さんと共に参加。
ようびの若いスタッフ10名が目をキラキラさせて迎えてくれました。
でも節がの翌日の作業の時にちょっと役に立つ子だったりして、一長一短いろんな個性の子が沢山集まってこの建物は出来ていくのです。
昼からは棚板になる材料の加工を4人の金沢林業女子のメンバーと一緒にさせてもらいました。
1人が材の選別、1人が墨付け、3人がのこぎりでカット。素晴らしいフォーメーションで160枚の作業が終わりました。
そのあとは床に凍り付いた木くずや木っ端を取り除く作業。吹きさらしのコンクリートの上での作業は体に応える寒さです。
2日の作業は


継ぎ手部分にカスガイを取り付けていく作業です。
新人スタッフの福田さんんとペアで接手の具合を一本一本調整しながら取り付けていきます。
ほぼ組み上がった木組みの加工を調整するのはなかなかな作業で、大きなクランプやハンマーを60cm角の格子の中で体をよじ曲げながら扱うのは大変。
いつも職人さんたちはこんな苦労をしながら良い仕事を求められているのかと、設計しているだけでは見えない建築の「部分」が現場には沢山あることを改めて感じます。足場の位置や作業体制、道具の整備は作業効率にとっても影響します。何より危険度がうんと変わります。

素人の人がいつでも何度でも参加できるこのプロジェクトにはいろんなものが詰まっています。
一つ一つの作業は本当に小さく地味ですが、それ自体にも大きな意味があると思います。こうやってプロもアマもかかわって建物を建てる。昔々からあった姿ですよね。できる人ができることをする。茅葺の屋根をご近所さん同士が手伝って作業するのを「結」と言ったそうです。そんな憧れの建築スタイルに携われたことがありがたくて。
この週末は最多参加者だったそうで夜には代表の大島家で大宴会をしていただき、とっても楽しく、美味しく、おもてなしやいろんな人との交流がうれしすぎました。極寒の中での作業もきっといい思い出になります。ツギテプロジェクトは2月末の完成を目指してまだまだ作業は続きます。近くには粟倉温泉もあるし、寒くてもこのご褒美で極楽も味わえます。どなたさまも楽しく参加できますよ☆詳しくはこちらから→http://tsugite.youbi.me/5月のOPENが楽しみです♡
