
ある日事務所の電話が鳴りました。
女性誌のライターさんからです。
ファッション誌なんて美容室に行った時ですら一瞬触るか否かの私が、女性誌に載る?なんで?
アラフィフの頑張る女性を掲載するページがあるとのことで、
取材する人を探している。とおっしゃるのです。
なおさら、私が?なんで?
器プロジェクトの試みを何かで知っていただいて、HPやSNS発信などをみて、面白そうな人だな、と。
もしよかったら。とおっしゃるのです。
ああ、こんなことってあるんだ~。不得手なインターネット、無駄じゃなかったのかも~。
そう思った矢先、条件は実年齢を記載する。とおっしゃるのです。
・・・・・。
無名のままいい仕事をするのをかっこいいと思っている反面、
Morizo-の仕事や、器プロジェクトの試みを知ってもらいたいという欲もあり、
つい欲に目がくらみました。
その条件を承諾。
数日後、カメラマンさんとライターさんがやってきました。
緊張しましたが、流石プロ。聞き出すのがうまいというか。
そしてブラインドタッチならぬブラインドライト。
私の目を見たまま次々と言葉を書き留めていく様は職人技。
テープ起こしが性に合わないらしく、いつもそうしているそうです。
あっという間に取材は終わり写真撮影が始まりました。
ちょっとでもよく見せたくて、データー画像処理を懇願するもかなわず、
いいですね~。などと言われながらガチガチの笑顔を作る。
手には変な汗がびっしょり。
そんなわけでプレシャス12号に載せて頂く運びとなりました。
おかげさまで冥途の土産ができました。