欧州日記08 Berlin
2017年 10月 09日
2017.10.04ベルリン


早くも最終日。締め切りを終えたとはいえまだまだ忙しいグッチは最後日も私のためにベルリン案内をしてくれた。近頃自家焙煎コーヒーカフェが流行っていて、チーズケーキも美味しいと評判の店にて朝食。平日なのに観光客っぽくない人がゆっくりまったり???ベルリン時間が流れてる。
今日はグッチもパツ子ちゃんもお勧めのミッテへ。ギャラリーやおしゃれな店があるちょっとハイソサエティーなエリア。心なしか町の落書きも少なめ。おしゃれな雑貨さんをハシゴして、ベルを鳴らして入れてもらうギャラリーをはしごして、古いダンスホールの不思議なレストランでランチして。エリヤによってこうも印象が違うものか。




かっこいいギャラリーでオフィスのドアの納まりをまじまじ見ていたら、以前建築設計をやっていたという女性オーナーさんに話しかけられた。あなたアーキテクト? イエス。作品を見ず、空間やディテールを見てしまうこの癖は万国共通のようで、目線でわかる同業者の心理。
庭を眺めれる小さなオフィスは狭いのに気持ちよさげ。すこし日本ぽいでしょと言っているような。確かにフラットな石畳や笹が植えてあったりと、そんな感じもする。
なぜもう設計をしていないのかと聞くと、旦那さんの仕事でドイツに移って7年たつけど、仕事をするにはドイツ語の壁があるとのこと。ドイツのデザインもあまり素敵じゃないし。的なことを言っているようで、、、。たぶん。
確かにドイツデザインは部材が大きく迫力はあるけど洗練されていると感じない。特にベルリンは伝統的なものでなければ、現代のどこかのはやりをコピペしている感じもある。たった2.5日で何も見えていないかもしれないけど、来てみてドイツ的欧州メージは確かにちょっと変わった。
それにしても、7年もいて言葉の壁・・・・。昨日のNさんは10年選手だけど事務所の電話は出ないようにしていると言ってた。やっぱり、壁、超えれないかな、、、、。



最終日にミッテに行けたのはすごくよかった。正直ベルリンは町が汚くて、かといっていすごいエネルギーを感じるほどではない。私が鈍感になっているのか、今のベルリンが平穏になってきているのか、少々物足りない気もしていたけど、素敵なギャラリーやアート、雑貨、洒落た店のある閑静なエリアがあるのを見て、この町の多様性が面白いなと思えた。
沢山の顔を持つベルリン。ここで「暮らすを試す」意味はあるように思える。
最後にお茶でも。と店を探し始めたところで、あれ?あれ?
空港に何時だっけ?え?また?
また走る。走る。走る。
グッチのスマホを頼りにこの旅最長ロングラン。もはやお約束。グッチにバスまで一緒に乗ってもらって空港の最短ルート探し、飛行機のスマホチェックイン、もう何から何までお世話かけっぱなし。グッチがいなかったら乗り過ごしてました。ほんとにありがとうグッチ!
それにしても小さすぎるベルリン空港。アムステルダムまでは国内線のように何もかもがコンパクト。お土産を買う時間なんてなかったけど、店がそもそもキヨスク的。いいんだか悪いんだか、なんか憎めない感じ。
ベルリンはドイツじゃないといった人がいたけど、ほんとだと思う。ドイツでは珍しくきっちりしていない町。首都なのに首都らしからぬラフさ。物価が安く、いつまでも途上中な感じ。
今回の訪問では、20年前に数日立ち寄って現代建築を見て回った時の印象とはまた違う素の町が少し見れたのかもしれない。近頃はヨーロッパ中からチャンスを求めてアーティストが集ることすら慢性化してきたからか、「以前に比べると面白くなくなっている」という人もいたけど、それも含めて変わり続けるのがベルリンなのかもしれない。

今回はオーストリアとドイツを仕事の隙間の7日間、駆け足調査となった。
会いたかった人、聞きたかった話、知りたかった雰囲気、結構叶った。これもひとえに皆様のおかげ。さてこれをどう整理して活かしますか。とにかくできることからとっとと始めよう。
ちょと無理やりだったけど行って良かった。


