もうかれこれ1ヶ月前です。
「器プロジェクト×縁活」あべのハルカス。
二日間、いろいろなプログラムで沢山の方にお越しいただきました。
2017年1月27日あべのハルカス閉店後、器メンバー集結。百貨店の裏側はこんなことになっているのか!?初めてのお使いのようにとてもそわそわしましたが、
大きなエレベーターでスタッフの方にも助けていただき、順調に設置完了。
吹き抜け7階の森の広場です。

28日(土)
一日目は蓄音機のお話や音色を楽しんでいただきました。

なんと3台の蓄音機をお持ちいただき、いろいろなジャンルの音楽を聴かせていただきました。


全4回で掛ける曲の5倍のレコードを持参し、お越しになった方の好みを察して選曲を瞬時に行う。野村さんはまるでプロのDJのようです。


ステンドグラス工房の戸夢窓屋さんからは、和田さんの愛弟子山下君が助っ人に来てくれ、早々に蓄音機の操作をマスターしてしまいました。

この度、和室に似合うポータブルモデルを購入したとのことで、
お時間許す方には「器」の中で蓄音機を聞く贅沢な時間を過ごしていただけました。
NHKさんも取材に来られ、もふもふのマイクで蓄音機の音色をキャッチ。

最終回ではソムリエで、
ダル・ポンピエーレのオーナー 森田行さんが、器プロジェクトにぴったりのワインをご用意くださり「蓄音機とワインの夕べ」は満員となりました。
29日(日)

プロの篳篥奏者 深親亮介さんと、京都女子大学雅楽部の皆さん。来場者は延べ約200人を数えます。
雅楽の解説を楽しく交えながら、来場者の心を掴む深親先生。後世にこの文化を伝え続けたいと、いろいろの挑戦をされています。
現代の人にも関心を持ってもらうためにできることはまだまだある。その思いは器プロジェクトにも通じるものがあります。


二公演目では、深親先生がピアノとともに篳篥でポップスを奏で、

表具師且つデザイナー、
我らが器プロジェクトの中野智佳子さんが主幹で篳篥を披露。
私たちも僭越ながら器プロジェクトのメンバー紹介や、自分たちの試み、
思いなどお越しになった皆さんにお伝えする機会を頂きました。

本物の素材で作られた「器」は様々な場所でそこの空気感に合わせて装いを変えることができる小さな和室です。
今回も沢山の方の目に触れ良さを感じていただくことができたように思います。
あべのハルカス。三年半前のオープンと同時に誕生した「縁活」という百貨店の新たな部門。
毎月それはそれはたくさんの活動を支援しています。
今回私たちもご縁を頂きこのような素敵な場所で思いを発信させていただくことができました。
思い起こせば四天王寺での企画にお越しいただいてからお声掛けを頂き、
企画を練り野村さんのスタジオに
縁活のこのお二方と伺った
3か月前。
百貨店さんとの調整やスペース確保、運営のサポートまで本当にお世話になりました。
また、縁活のスペースを飛び出し、高層ビルのターミナル的な場所で開催させていただけたことは奇跡だったようにも思います。
本当に沢山の方にご支援ご協力いただき今回の企画は叶いました。ここに感謝しお礼申し上げます。
そして、お越しいただいた皆様にも本当にありがとうございました。
ももうしばらく、器プロジェクトの挑戦は続きます。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。