「例えばこの木」 10
2016年 09月 15日







7代続く山守、中神木材の「K」を付けた材は安心してお嫁にもらってもらえるはずだと、自信を持って送り出します。でも実際には花嫁の父親のような気分かもしれません。手塩にかけた娘がちゃんとした評価を受けるのか否かはタイミングや買い手の事情で左右されることは少なくありません。
きっと祈るような気持ちで市の日を迎えるのではと思います。これは、どの山守さんも同じ気持ちだと思います。1人ではできない山仕事の業界。自分だけが得をすることを望む人はいません。林業全体が大変な事になっているこの時代を何とか生き抜いて、自分が受け取ったバトンを次世代に渡さなければという意識が必ずあります。全員に確認してないですが、きっとあります。そう思えるほど、どの山守さんも信念を持ってこの大変な仕事に従事しているのです。
愛娘たちが自分の手から離れる最後の作業「刻印」はさながら花嫁衣装を着せてあげるようなものなのかもと思ってしまいます。どうか、嫁いだ先でも幸せになってほしいと願います。
Morizo-内田
by morizo-archi
| 2016-09-15 23:02
| 吉野 大黒柱のヘリ出材
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