「例えばこの木」 01
2016年 09月 05日
ヘリコプターです。10年前、衝撃を受けた材木の運搬方法。「ヘリ出材」。実は、これを見てみたくて誰のつてもなく突然電話をしたのが小さなきっかけで、以来吉野に通うことになったのかもしれません。それが叶ってふとそんなことを思い出しました。
今回ご縁あって設計する家の大黒柱のヘリ出材に立ち会わせていただきました。1本の木が山に立ってる状態から、伐採、出材、製材、加工と、場所を変え、人を介して家の一部になる。まだ、山から出してもらっただけの状態なのですが、例えばこの1本の木を通して見えたこと、感じたこと、伝えたいことを、少し書いてみたいと思います。
でも、この大黒柱だけが特別なのではなく、ほんとはどの木も特別。どの木も大切な一本一本なのです。今回は、たまたまそれを伝えるきっかけとしてチャンスを頂いたような気持ちになってしまいました。もし読んで下さる方があれば、是非自分の家の木や机の木のことと思って頂けると幸いです。
これを書く意図は、私が本当に感激し感謝したいと思った気持ちを、家を建てる人も、建てない人にも伝えてみたい。知ってもらうことで少しでも山の大変な状況が変われば、、、、と思ったからです。そんな簡単な問題ではないのですが、もし何も変わらなくても、小さな小さなアクションとして発信してみたいと思います。へたな写真とつたない文ですがしばしお付き合いください。
Morizo-内田
by morizo-archi
| 2016-09-05 08:00
| 「例えばこの木」
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