事務所更新と事務所建物

今日、設計事務所登録の更新に行きました。
5年ごとに行うあれです。
「建築設計室Morizo-」に改称して丸10年。その前の「内田利惠子設計事務所」時代から数えると、20年になります。
そんなに月日がたったのかと思うと、恐ろしいです。

ちになみに事務所として使わせていただいているこの建物は昭和元年の建築で、今年90歳になります。
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ここへきて13年になりましたが、元上町眼科だった建物はしばらく物置になっていて、けっこう傷んでました。
内部は13年間ですこーしずつ手を加えて今に至ります。

一昨年二階を少し改装した時、小屋裏に上がりました。
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ここはほぼ90年前のオリジナルのまま。
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防火対策として鉄板が張られています。いろんな材料が貴重だった時代、穴ぽこがあっても、つづくろって使います。
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大きな梁に碍子(がいし)が見えます。錆びた釘が見えます。危うそうな手加工の部分もあります。
でも、90年間ここを使う人を雨や風や地震、いろんなことから守って来たのも事実です。
この建物、大好き。
よくここまで頑張った。
丈夫に作ってあるというよりも、壊したくないと思わせる愛らしさが90年もたせたようにも思います。
あちこち傷みが来てるけど、出来ればここまでよく頑張ったおじいちゃんに、まだまだ頑張れというような大手術をせず、寿命を迎える日までこの建物らしく頑張ってほしい、そんな気もします。
その反面、決して特別上等な仕様ではない木造でも、使っていれば、手を加えれば、時代を超えて残る、という証明としてもう少し頑張ってって欲しい、とも思います。
Morizo-はあと何年この建物と過ごせるかな。

by morizo-archi | 2016-03-03 20:01 | Morizo- | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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