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㐂三郎さんの加工場の界隈。

京都市の京北エリア、以前にも来たことがあった。 
地域の93%を森林が占める京北は、全国でも屈指の林業地です。って書いてる。
北山杉や磨き丸太を10年くらい前に杉ダラツアーで見に来てその後も何度か来てたけど、
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茅葺き結構残ってる、、、こんなエリアがあったんや。
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しかも普通にここで暮らしてる感じ。
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鋼板で茅葺をカバーしたバージョンを「缶詰」というらしく、これもまたいい感じ。
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㐂三郎さんの加工場界隈を少々散歩。お向かいにかわいい水色の公民館があったり、
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普通の家があったり、畑が広がってたり、山並みが続いてたり、
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神社もある。
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ちっちゃな公園には当たり前のように台杉があって
地域のおじーちゃんおばーちゃんがゲートボールを楽しんでた。
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㐂三郎さんの加工場はそんなのどかな風景の中にある。
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昔は磨き丸太を製造してた工場だったようで、ここで仕事をしてた人はきっと懐かしと思う長~~~~い水槽。
氷が張ってって、ちべたそう。ここでの水仕事、想像しただけでも辛そう、、、。
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工場の一角に製材した木が転がってってコケがですくすく育ってた。
近くに素敵な木工作家さんが移住してきてかわいい山羊を飼ってる。


都心部とは違う時間の流れを感じる。
たまに来るからいいのか、ずっと住んでもいいのか、地方と都心の多重生活はあり得るのか、いろいろ思いながら散歩を楽しんだ。


# by morizo-archi | 2021-02-03 07:45 | 職人さんMeets | Comments(0)

モバイルおば飯の調査

1月上旬の寒い日。
7時に家を出て大阪市内から約3時間。
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京都府京都市右京区京北周山町。
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遠い。。。。
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北山杉が育ちまくってるエリアを抜けて雪が残る道を超えてとある工場へ。大工工務店㐂三郎さん。
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数日後の棟上げに向けて絶賛手刻みの加工中。
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黙々と作業を進める3人衆。
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この建物の施主兼棟梁の村タッチとそれをサポートするヒデちゃん。
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この工務店のボス兼大工の沖もっちゃん。
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なぜ裸足。。。。

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棟梁は板に構造図を書いて
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全箇所の仕口を書き出して
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構造模型を作る。。。
こうすると頭によく入るらしい。
この段階で、既にすごいんですけど。

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墨付けをして
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番付けをして
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加工の記号を書き込む。
サリって去り?穴開けるってことかな???

今では9割以上の木造がプレカット(コンピューターと連動した機械加工)。
安くて速いプレカットはありがたいけど、手刻みで家を建てる意味は大きいと思う。
それにしても、ものすごい量の情報が頭の中で処理されてるんだと思うと、大工さんてすごい。棟梁って天才やなって思う。
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一般的なプレカットメーカーはそれぞれの会社が持ってる機会に合わせた仕口を検討するけど、㐂三郎ではそういう縛りがない。
出来ないと言いたくないボスは適材適所一番いいと思う仕口を採用する。
仕口のバリエーションが多い分だけ使う道具も多い。
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鑿だけでもどんだけ使う?
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道具の数手入れも必要。
何処までもすごいな。

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そこへ若者登場。この冬から㐂三郎のメンバーに加わったタクヤ君。技能試験の練習に勤しむ彼は三人衆にいじられっぱなしでもニコニコ。笑顔がかわいすぎる。

こんな若者たちが頑張る様子を見てみたくて見学を希望してたタイミングで、行こうと思ってたけずろう会のイベント延期決定。
その日なら刻みの仕事が見れると思いますよ~とお誘いいただいた。

見学のお礼に何か役に立つことないですか~?って質問に、
じゃあ、炊き出し~。って返事が来たので
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寒い京北であったまる昼ごはんをと、豚汁~。
と思いきや、猪肉の差し入れがあったので、猪汁~。
工場にどんな調理道具があるのかも分からんかったから下ごしらえしてから持ってきた。
この日寒さで水道管が破裂?!準備してきてよかった。
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出来た。
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作り過ぎた。。。。
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みんながせっせと仕事に励む間、ストーブでぬくぬくの飯場の休憩室で飯を炊くおばはん。

今回お邪魔したMorizo-的趣旨は、職人さんの役に立つおば飯兼設計士って役割はあり得るかどうかの調査。
近くに通えるような手ごろな食堂があんまりないらしく、普段みんなは自炊やお弁当持参してる様子。
たまにはこんな昼飯もいいのでは?と思いつつこの日は他にあんまり役に立つことがなかった。
しかも職人さんお働く姿に見とれてて、、、、
この後、帰りのバスを調べてなかった為に結局沖もっちゃんに事務所まで送ってもらうという恐ろしい距離の遠回りをさせてしまった。
役に立つどころか迷惑を掛けた感じ。。。。反省。。。。。

個人的には活き活きと働く大工さんを見れたのは嬉しかった。
見学させていただいて頂いて、感謝感謝。
飯炊き以外のことあんまり考えてなくて、反省反省。。。
もちょっと考えよう、、、、、。



# by morizo-archi | 2021-02-02 22:53 | 職人さんMeets | Comments(0)

トイレを考える

トイレを考える機会に恵まれ、ショールムで車いす体験をさせてもらった。
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トイレを改装するに当たり車いすの人も使えるようにしたいなぁ。
といった場合。
店舗で不特定多数の人が使うトイレは何処まで装備するべきかなぁ。
と言った場合。
既存の壁や柱が動かせず理想の寸法はなかなか確保できないなぁ。
と言った場合。
何を優先させるか、工事期間や予算のこともある。
それぞれの物件にはそれぞれの思いや事情がある。
マニュアルに当てはまらない時にこそデザインの意味がある。
見た目という意味じゃなくてどう考えるかを考えるっていう意味で。

自分で検証してみたいって思った。
車椅子が使える限界ってどのくらいか。どんな感じか。
いくら机上で調べても理想的な寸法ばかりしかヒットしない。
これは私の検索能力の問題か、、、、。
既存住宅や小規模施設など実際にそうもいかないことって多々あるけど、その事例はあんまり探せない。。。。
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本町のTOTOテクニカルセンター。
長屋~ず仲間のいたや・リビングデザイン建築設計事務所さんに見つけてもらい予約して貰った。
個々の案件をシミュレーション出来る設備が充実してて素晴らしい。
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スタッフの方の手厚いサポートを受けて
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現状のトイレのレイアウトやサイズを再現していただく。
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壁がないとこんな感じか。結構広いやん。
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でも実際には壁があり、入口の幅が狭くコンパクト車いすでないとはいれない。
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検証により小便器と間仕切りを撤去すれば、なんとかトイレ内で回転できそうってことがわかった。
でも、コンパクト車いすでも結構あちこちぶつかりながらやっと回転出る感じ。これは私の運転技術の問題か、、、。

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次に小便器を残したいという要望に応えるバージョンのプランでも試してみる。
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このレイアウトなら女性、男性、車いすの方、三方ヨシでは!?と思ってたけど、、、、
検証の結果、頑張ればトイレ内で回転出来るけど、しにくい。
そして大便器への横からの移乗が困難で小便器に車いすが当たってしまう。
ゆえに前面からの移乗スタイルの方に使用が限定されてしまう。

さらに、女性スタッフの方が、「大便器の真横に小便器があるのはちょっと、、、、問う声が結構あります。」
と小声で教えてくれた。確かに。

男性スタッフの方は、「小便器は男性にとってあった方がいいのは良いけど、なくても可能。でも車いすの人にとってはそのスペースが必要でそっちの方が大事。」
とおっしゃった。確かに。
いろんな人のいろんな視点はすごく参考になる。
そして実際に体験してわかることって多い。行ってよかった。
それと、普段ごく自然にしてる「ドアを開ける、鍵を閉める、脱衣する、用を足す、洗浄する、手を洗う、、、、」って一連の動作は意外と多く、車いすだと一苦労。
更に障害があるととっても大変。それを介助する人も大変ってことか、、、。

このほかにもこのテクニカルセンターには子供から高齢者までいろんな用途に応じたトイレブースの展示があって興味津々。
改めて、、、、トイレって超必須空間にして超プライベート空間。
それぞれの事情に対応するにはそれぞれの事情をよく研究しないといけない。
障害のある方、高齢の方、子供、性別の悩みを持つ方、、、、
日本でもAll gender対応という考えが広まりつつあって、誰でも入りやすいようなピクトの提案や施設内でのトイレのゾーニングアドバイスなどもされてるとか。
こんなサイトを見つけた。ユニバーサルデザインStory
日本を代表する衛生機器メーカーTOTOさん。さすがいろんな視点で研究をされている。勉強になる~。

時代が進んで少しずつでもみんなが生きやすい世の中になって行ってる気がしてなんかうれしくなった。
これからは高齢者の方も増えていくし、さらに多様化が進むと思う。
使い手やオーナー側からの要望も多岐にわたっていくと思う。
新しいことを知るのは面白い。でもその分設計士は永遠に勉強をし続けないと~~~~。

# by morizo-archi | 2021-01-29 22:59 | Morizo-の設計 | Comments(0)

木造建築調査

今日も調査は進む。
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レーザーでどの程度建物のゆがみがあるか測定してもらった。
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主に社寺を手掛ける施工会社さんの丁寧な調査が進む。
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1階の構造調査のために仕上げを撤去してもらった。
度重なる改修工事や歴史が舞いまみれる。
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応接室の間仕切りを作った時の改修では防音の為の断熱材が使われてた。
断熱材事態に真壁バージョンと大壁バージョンの充填方法が印刷されてて面白い。
大工さんはこれを見て適切な施工が出来るように。
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バリエーション豊かな構造につき、結構な量の撤去作業をして頂いた。
残材もたっぷり出た。。。

# by morizo-archi | 2021-01-28 22:19 | Morizo-の設計 | Comments(0)

260歳の木造の歴史

壁を調査してたらこんなに美しい歴史の跡発見。
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応接室の壁の中。何度も何度も改装した跡がきれい。
じゅらくって綺麗な色してる。
こんなに豊富なカラーバリエーションがある。
流石自然素材だけあってあまり退色してない感じ。
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西側の壁だけでもいろんな痕跡が見える。
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大壁にするために柱を少し削って沈めてる。
その奥の竹小舞が一部見えてる。
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北側の壁は新たに作った外壁でバラ板+ラスモル。
東側の壁は赤レンガの腰壁。水廻りだった時代があったらしい。
南側の壁は新たに作った木間仕切りで縦横胴縁に防音材充填。
ひと部屋の壁4面共にそれそれの時代の部屋の使われ方が隠れてた。
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建物の外壁の足元調査。
基礎改修の跡や、土台の新設、柱の埋木に防蟻処理の跡。
建物がメンテナンスを繰り返し使わてれ来たことがわかる。
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蔵の構造調査。手始めに外壁の波板をめくってもらった。
旧開口部を発見。重厚な土蔵の扉が鉄のごっついヒジツボで吊られてる。
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痛んだ柱の足元も発見。さあどうするか。

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煉瓦で補修された部分とか、モルタルで補修された部分とか、杉板張りの上に波板でカバーした部分とか、、、、
蔵の外壁4面共仕様が違ってる。
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東面にも旧開口部を発見。
ごっついヒジツボが錆びてちょっと渋い。
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痛みや意匠性に合わせて面ごとに仕様が違ってたり、改修の時期が違ったり、
それぞれの時代でいろんな理由から行われた改修の歴史に興味深々。
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意外と間崩れグリッドな躯体。
測って描いて修正して、、、少しずつ図面化していく。


# by morizo-archi | 2021-01-27 23:39 | Morizo-の設計 | Comments(0)

260歳の木造を改修する。

大阪市中央区にある築260年の木造を改修して今後も長く使っていくプロジェクトが始まった。
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以前門扉の設計をさせて頂いた製薬会社さんの本社。
2階に和室が残っていてワクワクする。
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小屋裏に入り構造の調査
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昔の仕事が垣間見れて面白い。
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昔の広告も垣間見れて面白い。
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仕上げをめくると歴史の跡が垣間見れて面白い。
まずは、実測と調査を行っていく。。。。


# by morizo-archi | 2021-01-26 22:08 | Morizo-の設計 | Comments(0)

建築設計室Morizo- 設計士の目線で暮らしや空間のあれこれを発信します。


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