欧州日記08 Berlin

2017.10.04ベルリン

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早くも最終日。締め切りを終えたとはいえまだまだ忙しいグッチは最後日も私のためにベルリン案内をしてくれた。近頃自家焙煎コーヒーカフェが流行っていて、チーズケーキも美味しいと評判の店にて朝食。平日なのに観光客っぽくない人がゆっくりまったり???ベルリン時間が流れてる。

今日はグッチもパツ子ちゃんもお勧めのミッテへ。ギャラリーやおしゃれな店があるちょっとハイソサエティーなエリア。心なしか町の落書きも少なめ。おしゃれな雑貨さんをハシゴして、ベルを鳴らして入れてもらうギャラリーをはしごして、古いダンスホールの不思議なレストランでランチして。エリヤによってこうも印象が違うものか。

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かっこいいギャラリーでオフィスのドアの納まりをまじまじ見ていたら、以前建築設計をやっていたという女性オーナーさんに話しかけられた。あなたアーキテクチャー? イエス。作品を見ず、空間やディテールを見てしまうこの癖は万国共通のようで、目線でわかる同乗者の心理。

庭を眺めれる小さなオフィスは狭いのに気持ちよさげ。すこし日本ぽいでしょと言っているような。確かにフラットな石畳や笹が植えてあったりと、そんな感じもする。

なぜもう設計をしていないのかと聞くと、旦那さんの仕事でドイツに移って7年たつけど、仕事をするにはドイツ語の壁があるとのこと。ドイツのデザインもあまり素敵じゃないし。的なことを言っているようで、、、。たぶん。

確かにドイツデザインは部材が大きく迫力はあるけど洗練されていると感じない。特にベルリンは伝統的なものでなければ、現代のどこかのはやりをコピペしている感じもある。たった2.5日で何も見えていないかもしれないけど、来てみてドイツ的欧州メージは確かにちょっと変わった。

それにしても、7年もいて言葉の壁・・・・。昨日のNさんは10年選手だけど事務所の電話は出ないようにしていると言ってた。やっぱり、壁、超えれないかな、、、、。

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最終日にミッテに行けたのはすごくよかった。正直ベルリンは町が汚くて、かといっていすごいエネルギーを感じるほどではない。私が鈍感になっているのか、今のベルリンが平穏になってきているのか、少々物足りない気もしていたけど、素敵なギャラリーやアート、雑貨、洒落た店のある閑静なエリアがあるのを見て、この町の多様性が面白いなと思えた。

沢山の顔を持つベルリン。ここで「暮らすを試す」意味はあるように思える。

最後にお茶でも。と店を探し始めたところで、あれ?あれ?

空港に何時だっけ?え?また?

また走る。走る。走る。

グッチのスマホを頼りにこの旅最長ロングラン。もはやお約束。グッチにバスまで一緒に乗ってもらって空港の最短ルート探し、飛行機のスマホチェックイン、もう何から何までお世話かけっぱなし。グッチがいなかったら乗り過ごしてました。ほんとにありがとうグッチ!

それにしても小さすぎるベルリン空港。アムステルダムまでは国内線のように何もかもがコンパクト。お土産を買う時間なんてなかったけど、店がそもそもキヨスク的。いいんだか悪いんだか、なんか憎めない感じ。

ベルリンはドイツじゃないといった人がいたけど、ほんとだと思う。ドイツでは珍しくきっちりしていない町。首都なのに首都らしからぬラフさ。物価が安く、いつまでも途上中な感じ。

今回の訪問では、20年前に数日立ち寄って現代建築を見て回った時の印象とはまた違う素の町が少し見れたのかもしれない。近頃はヨーロッパ中からチャンスを求めてアーティストが集ることすら慢性化してきたからか、「以前に比べると面白くなくなっている」という人もいたけど、それも含めて変わり続けるのがベルリンなのかもしれない。

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今回はオーストリアとドイツを仕事の隙間の7日間、駆け足調査となった。

会いたかった人、聞きたかった話、知りたかった雰囲気、結構叶った。これもひとえに皆様のおかげ。さてこれをどう整理して活かしますか。とにかくできることからとっとと始めよう。

ちょと無理やりだったけど行って良かった。

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# by morizo-archi | 2017-10-09 01:35 | 欧州日記 | Comments(0)

欧州日記07 Berlin

2017.10.03ベルリン

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グッチの部屋はイギリス人の大屋さんと日本人女性3人のシェア。大屋さんのビスケットという名前のかわいい犬をなぜか毎回クッキーと呼んでしまう。だから振り向かないのか?


4×6m、H=3mくらいの四角い空間。5階にあるのに紅葉した街路樹が窓まで伸びて気持ちいい。光熱費込みで6万くらいかな?。ドイツで一番物価の安いベルリンでシェアしてもこの値段。月最低10万は掛かる。他のエリアなら1.5倍くらいと覚悟しないといけないみたい。

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統一記念日?の静かな朝に川沿いを散歩。白鳥が20羽くらい放し飼い?素敵なカフェですごい美味しいベーグルに遭遇。ほっこりしたのでそろそろベルリン調査に出かけるとする。

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観光名所を横目に、大きな公園に向かう。祭日のせいか家族連れで来てる人が多く、ジョギングや自転車で通り抜け、老夫婦が散歩したりと、なんとものどかで静かな公園。多様な植生で自然っぽく作られた公園。多くの木は10mをゆうに超えて雨宿りができるくらいの巨大さ。気持ちよくって森の中にいるみたい。住んだらきっとここにもよく来るだろなと思う心地よさ。

さて、14時のリコとの待ち合わせに間に合うようにそろそろ行かねば。雨宿りが長引いてやばい時間!でも、公園の出口がわからない。現在地もわからない。スマホはあるけど操作方法がわからない。とりあえず勘で走る。きっとこっち?!いやあっち?!せっかくのリラックスが台無し~。

出た!大きな道路。タクシーを捕まえよう。・・・・タクシーどころか車がいない。祝日の催しでせっかく出た大きな道路は歩行者天国になっていた。あ~~~。また走る。警備車で待機するポリスマンにタクシーに会える道を聞いて進むも、会えないまま駅に着いちゃった。乗るか否か?この駅が何どのあたりかもよくわからずお教えてもらうまま乗ってみたらベルリン中央駅で乗り換えのルートだった。ここならタクシーがいるはず。地上に出てタクシーの行列を発見するも、列の後ろへ廻れと空車のタクシンーみんなが言う。やっぱりドイツはマナーがいいな~と感心。してる場合じゃない。乗ったタクシーがあたりかハズレか、クイッククイックと連呼すると猛烈走行かっ飛ばし方が危ない~。たすけて~。


時間を過ぎてたどり着くとドアにグッチからのメモが。〇〇駅近くの××ケバブ屋さんでまってますと。また走る。道路の先を指さす人もいれば、駅を指さすし人も。どこなのケバブやさんて?

結局二駅乗ってそこから聞き込み調査。手掛かりは店の名前とケバブ屋さんという情報のみ。教えられる方向へ行っても行っても見当たらない。あ~~~。

そこに、パツ子ちゃんからフェイスブックメッセージが!あれ?繋がってたのスマホ?

パツ子ちゃん、グッチに連絡したい。助けて~と、メールで地球の裏側にSOS。そしてグッチからのフェイスブック電話?いつもの画面じゃないしおもわずきちゃった。なんだかんだでやっと会えてやっとケバブやさんへ。

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でもリコが来ない。1時間待っても来ないし、グッチは今電話がないので、私のスマホとグッチのスマホを二刀流。やっと連絡が取れた。と思ったら同じ名前のケバブ屋さんが別にあったことが発覚!うぅん~~~!

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でも会えた。旧西ベルリン生まれのリコは穏やかで優しい好青年。ゲームソフトのプログラマーで日本に興味があるらしい。3人で自転車を押しながらベルリン空港跡地に行く。家族連れやカップルが憩うのどかで巨大な広場。夕日の滑走路を自転車で走ってみる。めちゃめちゃ気持ちいいやん!農園エリアや、立ち入り禁止ゾーン、カフェや、奥の方にはアメリカの軍事練習場や当時の空輸用の小型機がそのまま展示しているところもある。数年前に公開された空港跡地。こんな発想が面白いやんベルリンさん。

ゆっくりリコとお茶でも、と思うも私には次のアポイントメントが。待ち合わせ場所へまたしてもタクシーをかっ飛ばす。リコさんごめんなさい。大阪で会うときにはきっと思い切りお礼をします!

次にお会いしたのはベルリン在住日本人設計士さん。これまたパツ子ちゃんつながり。ベルリンでデザイン事務所に勤めるNさんとその知り合いで世界的な設計事務所に勤めるHさん。

海外で日本人が働くこと、ベルリンとその他のドイツの大きな違い、語学やビザ、生活費に至るまで根掘り葉掘り聞き倒してしまた。ここでやりたいことをやるには何より強い意志が大切。そして語学は必須。すごい目力で熱くアドバイスをもらえたのは大収穫で、自分の覚悟はまだまだ甘かったことに気づかされる。


でも、やってみたい。挑戦してみたい。なるかならんかは、やってから考えよう。そのために早く準備を始めたい。そう強く思った。こんなに濃厚な生の体験話を聞かせてもらえて感謝、紹介してくれたパツ子ちゃんにも感謝。ほんと人に恵まれてる。


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# by morizo-archi | 2017-10-09 01:05 | 欧州日記 | Comments(0)

欧州日記06 Stuttgart→Berlin

2017.10.02 シュトゥットガルトからベルリンへ

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電車が一時間以上遅れてきて乗り込んだものの寝台車内は真っ暗。皆さんご就寝につき状況がよくわからないままとにかく寝る。翌朝何時に着くかも確かめず、何の準備もなく寝てしまった。急にあわただしい音がして誰かが慌てて部屋から出て行く。「ベルリン?」 「イエス!」え!?もう?やばっ!!慌てて鞄と靴をもってホームに降りた。ら、手前の駅だった。え!?まだ?やばっ!!乗りたいのにドアが閉まっちゃった。駅員さんに詰め寄って開けてもらって再び乗り込む。で、荷物全部あるかな?忘れ物してない?真っ暗で乗り込んで真っ暗でお慌てて降りたし、スーツケース開いてるし、閉めようとしたらリュックからカメラ飛び出してレンズカバー割れるし、そうこうしてるうちにベルリンへ到着。近すぎ。パスポートと財布があることだけを確認してやむなく下車。電車はハンブルクへと去っていく。まあいいか。多少のことはしかたない。

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とりあえず、カフェで一服。グッチにメールをしてみると来ていいよと。ここからベルリンの濃い2.5日が始まる。

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すてきなアルトバウに暮らすグッチと再会。締め切りを翌日に控えて仕事中のため、近くのカフェでお茶してから一旦解散。狩野さんに紹介してもらった木工家夫妻のベルントさんと田丸んさんに会いに行く。


バスを降りてから雨が降り出し、オフィスがわからず、びちょびちょに。親切なドイツ人もさすがにこの雨ですれ違う人は急いでる人ばかり。ぜんぜんたどり着かない。約束の時間を30分もす過ぎている。会えるのかどうか不安になってきたころに偶然探してたビルの番号発見。フロアや社名をきちんと調べてこなかったせいでここであってるのか?どこにあるのか?片っ端にオフィスのドアを開けるしかない!ああ時間すぎてるのにぃ~!ネットも電話もつながらなぃ~!スマホの使い方がわからなぃ~!神様~~~~!


異常に焦っている私を見て親切なお兄さんが自分お電話でオフィスの番号にかけてくれて何とかご対面。入口が別な素敵なオフィスでショールームまで併設。和紙や畳のサンプルが沢山あってまるで日本の内装屋さん。木工からスタートした会社は10年でスタッフ4、5名にして今や欧州中からのオーダーを受けるジャパン工房の会社となっている。需要は多く、クライアントに待っていただいているとのことで・・・・、こう言ったオフィスでMorizo-がお役に立てないものかとついよからぬ妄想をしてしまう。どんなスキルがあれば、どういったポジションならば欧州で求められるんだろうか????

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いろーーーんな話を聞いてすごく参考になったし、こっちでチャレンジしたいという希望が大いに持てた。もうドイツ生活の方が長くなったという田丸さんはとても魅力的な方で、ベルントさんは多くを語らないけど信念をもって今の仕事をしている人と感じた。4歳のレオン君はト~~~ってもかわいく一人っ子らしく甘えん坊。このご夫婦にあえて今回ほんとに来たかいがあった。

グッチお勧めのユダヤ人博物館に行って1.5時間展示を見る。日本解説があるのでまたゆっくり来たいなと思った。旧東ベルリン育ちのニコと待ち合わせて三人でピザ屋さんへ。美味しいし、日本語のできるニコとの話は楽しかった。バーにも行って、そのあとグッチは23時からグループ展の打ち合わせへ。私は混浴のサウナへ。あと40分しかないのに€15も払うの?(2000円くらい)と不思議がられるも、もちろん入る。


ほんとに混浴でカップルやお兄ちゃんたちが閉店間際の身支度をする中、大慌てで入る。浴槽はなく温度の違うサウナがいくつかと、屋上にリクライニングチェアー、ロッカー前にシャワー。ちょっと高いけど住んだら来たいと思えたし、他にも何件かあるらしい。住むならベルリンはかなり好ポイントなお風呂事情♡

乗り間違えて戻る電車でグッチと遭遇。無事帰れた。それにしても12時を回っても電車が走ってって、これがなくなってもバスで帰れるらしいけど、意外と怖くない。油断は禁物だけどそんなに緊張せずこの時間帯に一人で移動できる治安はありがたい。


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# by morizo-archi | 2017-10-09 00:32 | 欧州日記 | Comments(0)

欧州日記05 München→Stuttgart

2017.10.01 ミュンヘンからシュトゥットガルト

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またしても駅までダッシュ。ぎりぎりにチケットを買って、あと6分だと連呼されながら電車に走り込む。これいいかげんやめたい。


揺られること3時間。シュトゥットガルトに着くころには雨がやんで晴れてきた♡11時に着くも、駅の中をさまようこと1時間。案内カウンターでとりあえず明日の12時にベルリンにつかないといけないことを伝え、でも森に行きたいんだ。24時間あるじゃない。行けるでしょ。何なら木こりさんとも会いたいの!チェーンソーと木こりさんの絵を描いて、木を切る真似を擬音語付きでやってみる。インフォメーションカウンターの向こうにはウケてるけどほしいのは笑いじゃなくて情報です!


ここは電車のチケットしか売ってないし明日の朝6時発は取れるけど、フェスタのせいでホテルが空いてるかどうかはしらないよ。と脅される。オクトーバーフェスタの影響恐るべし。ホテルを確保してからまたこのカウンターの順番を1時間も待ってられないし、ホテルを探す時間もないし・・・・。じゃあ、夜行チケット下さい。で、ベルリン行21:20発をとりあえず確保。


あと9時間もあるし、森にきっといける。でもどこへ行く?どうやって行く?聞いても聞いてもあっちだこっちだと駅の中や外をタライマワシ。理由は目的地が定まってないから。黒い森に行きたいけどそれがどこにあるのか、その言葉がどこを指しているのかよくわからない。「ブラックフォレスト」と言った人をまねして聞く先々で行ってみるけどそれが表現的にあってるかどうかがわからない。とにかく遠くて日帰りなんて無理よという人がほとんど。なるほど、わかった。じゃあ近くの森でいいよ。ちょっと森を歩きたいの。黒い森じゃなくてもいい。・・・・それをなんと伝えたらいいのやら。必死に伝えるも言葉が通じない。9割ドイツ語が返ってくる。もういい!なんでもいいから電車に乗ろう。駅員さんにニヤフォレストを訴えるも、切符を買うためにインフォメーションを案内される。あそこはいやだ。1時間も並ぶし、また笑われるし。券売機であてずっぽうで買ってやる!


とその時日本人の優しいお兄さんに遭遇♡これでいける!

でも、マジ森はここから遠くて時間的に無理があることが判明。でも行きたい。行けるとこまで行って、帰れる程度で戻ってこよう。そのノリを理解してくれて適当な切符を買ってもらう。言葉が通じるって素敵♡。ほんと助かりました。

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バーデンバーデンまで行ったら森まで行けずに駅でユータンになりそう。途中のよくわからない駅で降りてみた。で、森はどこだ?インフォメーションでアピールするもますます通じない。ますますドイツ語率高まってるやん。私の見せる写真を見てみんなが話し合いを始める。そして困った顔で手首を返して両手をあげる。このパターンを駅のあちこちで3回繰り返し、・・・・もういい!インフォメーションではあかん!パン屋のおばちゃんに聞いてやる!


近くに今から行ける森はないですか?時間がなくても行ける森。といいながら「森に行く」定義って何だろうってふと思う。人によるけど、今回は「ちょいと歩く散歩的な森」。英語でなんて言うの?ハイキング?とにかくその場でエアツリーを空中に描いて楽し気に歩いて見せるしかない。そしたらおばちゃんの目がきらり。そう、じゃあね…と、考え始める。

きっと通じた。このおばちゃんの言葉を信じるしかない。駅の前から出ているトラムに乗れという。どこで降りるかはメモに書いてもらった。30分ほどでトラムは着くという。

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このメモを印籠のようにかざして行くしかない。トラムの中でもひと騒動。切符の買い方を聞いた相手が悪かった。おばあちゃんに聞いてしまった。どこに行くのかと聞いた気がして森の写真を見せる。ガイドブックの森は黒い森。おばあちゃんはびっくりしてる。隣のおばあしゃんに相談し始め、向かい合わせの老夫婦にもどうしましょうと目を丸くして訴えてる。英語で説明してあげてと言ってるようだけど、沢山の人を巻き込んだ割には英語だ~れも話せなさそう。いいのいいの、駅に着いたら何とか探してみるから。と騒ぎをしずめようとするも、それが伝わらない。アーメン。


一緒の駅で降りたおばあちゃんは、英語が話せそうな若い女の子を捕まえた。ドイツ語で事情を説明し私の話を聞いてあげてと。私が「ニヤフォレスト」を連呼して主旨は伝わったものの、どうすればいいのかの説明を彼女が英語にできなくて悶絶している。ベンチで次のトラムを待つ黒人さんにまでおばあちゃんの人助けパワーは広がり、この人の英語でなんとかお互いの思いが伝わってやっと解散。長かった。おばあちゃん親切にいろいろありがとう。

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で、黒人さんの結論は、もう一駅乗った方がよいとのこと。トラムが来るまで15分。ただの森の散歩よりも駅前の古い建物を見るべきだ。すぐ目の前だ。と指さされ。絶対見るべきだ。と町の自慢の建物を見ることを促される。仕方なくいってみる。現代アート展をやっていて気分はそれどころじゃないのに一応見る。石造り風の建物の凹凸はだまし絵だったけど、なんだか村がほっこりしてて許せちゃう。戻ると黒人さんが満足したようにうなずいて私がトラムに乗るのを見送ってくれた。あれ?あなたは乗らないの?

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で、歩いても行けそうな距離の隣駅についたものの小さすぎて駅員さんもインフォメーションもない。さてと。
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とりあえず山というか丘というか起伏がありそうな方向へ歩いてみる。けど。ない。森どころか林もない。
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あれ?公園がある。子連れの家族がちらほら。その奥から歩いてくる老夫婦。その次は中年夫婦。子供とお父さん。ぱらっぱらっと、奥から人影が。進んでいくと、あった散歩森。たまにすれ違う程度の心地よい人口密度。これこれ。こんな感じ。どんどん進むとほんとにほんとの散歩森。たまに人口の小川があったり、遊具があったり、」ベンチがあったり。でも植生は多様で人口っぽくない。誰の所有だろうか?手入れはされてるのだろうか?いつでもだれでもはいれるのだろうか?いろんな疑問が湧くけど、とにかく気持ちよく歩ける自然な森?林?何?マウンテンバイクの人、ママチャリの人、犬の散歩の人、老若男女がすれ違いざまにあいさつを交わす。1時間に10組程度。ちょうどいい感じ。もし迷っても少し待てば道を人に聞けそう。何かあっても助けを求めれそう。そんな安心感もあって、「開かれた森」って感じ。久住さんが言ってたのはこんな森かな?

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トラムの時間も頻度もわからないからそろそろ帰るかな。1時間ちょっと散歩したおかげで本日のすったもんだはすっかりチャラになりすがすがしい。来てよかった。わざわざ一日つぶしてこんな遠くまで普通―の散歩森。観光客なんていない、オクトーバーフェスタも関係ない、民の普通の日曜日。これが見たかった。ドイツ人が森と関わって暮らしてるって噂を確かめた。

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すっかり道に迷ったけど子連れの夫婦が真っすぐよ(たぶん)という方向に歩くと、駅裏の商店街に出た☆もちろんどの店も閉まってるけど少し蛇行して立ち並ぶ建物もかわいくいい感じ。なんとハイカーがたむろするBARがあいてる!一杯だけ☆いいよね?!

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カウンターからいくつも出でるビールの蛇口。クラフトビールがおいしすぎ。無事にトラムに乗って、往復6時間もかけてシュトゥットガルトに戻ってきた。実はこの間にも少々の事件は起こり相変わらず走り回る羽目になるも、何とかベルリン行きの夜行電車に乗った。そして今乗換駅で電車が遅れ1時間待ち。さむい。駅のホームに夜中12時ですよ。


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# by morizo-archi | 2017-10-08 23:33 | 欧州日記 | Comments(0)

欧州日記04 Salzburg→München

2017.09.30

ザルツブルクからミュンヘンへ。

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すぐに国境のはずだったけど、そういえばパスポートチェックなかったな。電車のチケット買う時も見せてないし。これじゃ移民も難民も入り放題?

木の生えたエリア、農地のエリア、途中小さな町が見えたりするけど、基本的に緑の余白が多い。放牧用の草かな?絵具みたいにきれいな緑、刈り揃えられてるし、管理されてる。とにかくのんびりした風景が続いて2時間ほどでミュンヘン。


これが噂のオクトーバーフェストか。駅前であきらかに酔っぱらってるグループがちらほら。とりあえずダメもとで宿探し。ツーリストインフォメーションで運よく案内してくれるも、このおっちゃんも絶対飲んでるよね。ドリンキング?と聞くと、noッ!一瞬きりっとして見せるけど、やっぱりすぐに目はうつろ。みんな浮かれてるのになんで俺だけ仕事、、、、。て感じかな?わかるよ。宿探してくれたら許すよ。

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駅の北側、歩いて10分。荷物を置いたら早速町を調査。土曜日のせいか、思ったよりも落ち着いてて、観光客やぼちぼちとお祭り会場へと向かう人がのんびりと散歩している。緑も多くて町もきれいだし、ショーウインドーの商品センスが素敵すぎて開いてるお店にぶらぶら入ってしまう。この町だとセンス磨けるのかもしれないな。

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町の中心に近づくにつれ、あれ?人多いな。

新市庁舎の広場に出たとたん、やっぱりここは大都市ミュンヘン。

歴史ある観光地ミュンヘン。

世界各地からこの二週間めがけてやってくるビールの祭典地ミュンヘンでした。

油断してましたすいません。

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念願のマイブームDallmayrに到着。

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幸い?観光客的な人も多く、つまみ出されずに見学&まったり。店内は、流石というきらびやかさと賑わい。デリカの種類の多さと美しさにうっとりしてしまう。高級な珍味に、お惣菜に、お菓子に、コーヒーに、どのコーナーも人でいっぱい。さすが300年の歴史。どのスタッフもにこやかに対応していて、日本のDallmayrの精神はここにあったのかと納得。産地や素材や生産者にまでこだわってセレクトされた品揃えはこの提供の仕方と相まって消費者の信頼を受け続けられてるのかも。中之島ダイビル本館Café Dallmayrの専務さんに聞いた話を思い出しながらこの度唯一の贅沢を味わう。帰ったらご一緒するセミナーのネタを張り切って考えよと思った。

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ペーター教会のあたりまで来ると、もう人、人、人。老いも若きもあのイデタチ。民族衣装かな?女子は胸の開いた白いブラウスにチェックのフレアスカート+赤い前掛け。男子はチェックのシャツにサスペンダー付きの茶色い半ズボン。いい年のおっちゃんおばちゃんもこぞってこれ。なんかかわいい。祭を楽しむ意気込みが感じられる

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予約なしに当日行っても無理と聞いてたけど、やっぱり行ってみよう!もちろん行ってみよう!メイン会場へのあのイデタチの人々が吸い込まれていくのに乗っかって。

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でもダメでした。こういうことか。はいわかりました。人が多すぎて、体育館の何倍もあるビアホールがいくつもあるのに人が入れない。予約した人も入りきれてない感じ。フードコートも数えきれないほど並び、射的やくじびき、メリーゴーランドや観覧車まで。大声で騒いでも許される大人の遊園地。なめてました。すいません。予約なしで来た人達は各社のビアホール入り口の柵にしがみつき順番待ち。といっても名前を書いたり整理券などはなく、各自が手をあげて指で人数のアピールをする。運のいい人が空席の数と合えば入れてもらえるというシステム?。どの柵にも何十人もむらがって、手をあげている。私もやってみる。一指し指を一本立てて、全力で手を上げる。もしかして一席だけ運よく開いてて、、、なんてことあるかも!? ・・・・ないです。それ以前に、みんな背が高すぎてたぶんスタッフさんに指すら全く見えていない。見えていないは存在していないと同じ。悲しいけど仕方ない。ここはあきらめるしかないか。引き下がりながらMorizo-は世の中に見える化しようと強く思った。

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フードは食べたものの一滴もビールを飲んでいない。当然このまま宿に帰ることはできない。メインスタジオの外に出て沢山ある町の気軽なバルに入る。もちろんここも例のイデタチの人々で埋め尽くされていて、みんな大声で飲んで騒いで。

ジョッキ生4€。500円で満足できるおいしさと量。お店の人がたくましく酔っ払い客をさばいているのを楽しく見ながら、この2週間ってものすごい経済効果やろな~と思った。

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町は人だらけ、ゴミだらけ、酔っ払いだらけ。あまり飲まないドイツ人はこのタイミングにミュンヘンに行きたがらない意味もよく分かった。午前中の素敵なミュンヘンとは違う町に思える。なるほど見て納得。オクトーバーフェスタ恐るべし。


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# by morizo-archi | 2017-10-08 22:36 | 欧州日記 | Comments(0)


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